アーカイブ

第14期プロクイーン best8(準決勝)

LINEで送る
Pocket

2003年に設立された所属するプロ団体を問わない女子プロNo.1を決定するタイトル戦で今年が第14期となる。
日本プロ麻雀連盟が主催しいるが、ルールはオーソドックスな1発裏ドラ有りの連盟Bルールで行われておいる。
自団体の女子プロNo.1を決める「女流桜花」よりも歴史が古い。
準々決勝からはトーナメント戦となり、準決勝の各卓上位2名と前年度の優勝者の5名による決定戦を行う。
因みに今年は第13期のプロクイーン童瞳がディフェンディングである。


第14期プロクイーン best8-A卓

第14期プロクイーン Best8 A卓
茅森早香(最高位戦)vs和久津晶vs大里奈美vs二階堂瑠美
実況:日吉辰哉・解説:HIRO柴田
ルール:日本プロ麻雀連盟Bルール
システム:半荘5回戦を行い上位2名が決定戦へ進出


【見所】
奇しくも昨年の決勝で相対した4人が準決勝で対戦することとなった。昨年は和久津がディフェンディングで、茅森・大里・瑠美・童瞳の5人で対戦。
実力で言えば、茅森・和久津・瑠美が抜けているが、大里も連盟の女流では成長株筆頭とも言える存在。
この4人は昨年の決勝卓に残ったシードなのでベスト16からの登場で1回しか戦っていないが、それぞれ「らしく」勝ち上がった感じであった。
茅森は終始盤石の展開で危なげない局面が殆どなく通過。
和久津は1回戦目に四暗刻をツモ和了され国士無双の出アガリを決められ、2人が抜けた得点状況をきっちり捲っての通過。
大里は三つ巴の展開の中、きっちり攻めきって和了をモノにして通過を決めた。
瑠美は二位通過争いを制して通過を決めている。
この4人は殆どミスが無いので、対局当日の配牌と自摸次第。その日の調子次第。と言った所だろう。
実力伯仲の戦いは時に一方的なワンサイドゲームになることがあるが、そうなっても大逆転を起こすだけのモノを持っている面子だけに最後まで見逃せない。


第14期プロクイーン best8-B卓

第14期プロクイーン Best8 B卓
西嶋ゆかりvs日向藍子(最高位戦)vs足木優(最高位戦)vs宮内こずえ
実況:日吉辰哉
解説:佐々木寿人
ルール:日本プロ麻雀連盟Bルール
システム:半荘5回戦を行い上位2名が決定戦へ進出


【見所】
実績なら現女流桜花の宮内と最高位戦リーグで女性で唯一B1リーグ所属(最高位戦は最上級がAリーグで、その次がB1リーグになる)しており、女流モンド新人王も獲った日向が抜けた感じだろう。
日向と同じ最高位戦の足木も女流最高位リーグのAリーグに所属しており実力も高いと言えそう。
そして西嶋はほぼ無名と言っても良いだろう。女流プロのお披露目的な夕刊フジ杯にも登場した事が無いと思う。しかし、昨年の現プロクイーンである童瞳のように予選から勝ち上がってくるだけの実力と運を持ち合わせているので決して侮れない。
宮内のオーラや圧力に屈する事無く自分らしい麻雀を貫いた選手が勝ち上がりそう。



今節の14期プロクイーンのベスト16までは協会の「命(みこと)」プロが残って居たが、残念ながら敗退となった。

LINEで送る
Pocket