アーカイブ | 4月 2019

麻雀最強戦2019女流プレミアトーナメント決勝

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麻雀最強戦2019女流プレミアムトーナメント

麻雀最強戦2019女流プレミアトーナメント決勝。

金本委員長のデス予想は華麗な技で勝ち上がった「水口美香」プロ。

これまでのプレミアムトーナメントは4人目の勝ち上がり者がそのまま優勝しファイナルへの切符を手にしている事が多いが、結果はデス予想をモノともせず、水口が優勝した。

東1局から手がぶつかる展開で、水口が筒子の混一色に向かい、高橋がそこに果敢にリーチするも、フリテンになる9pを引き戻した豊後がド高目1s(ドラ)の面前ピンフチャンタドラ1の蹄リーチ!

これを高橋が一発で1sを引いてしまい放銃。12,000点リードとなった。

東2局。勢いに乗った豊後は迎えた親番でドラ9pを暗子にして3-6mの先制リーチ。一発裏ドラのあるルールだから当然のリーチだが、結果論で言えばダマにしてダブ東ポンテンに構える事も出来たので、最高形で24,000点があっただけに、追いかけた水口が嵌張7mツモで豊後のリーチを躱したのは大きかった。

東3局は豊後が3面張のリーチも一人聴牌で流局。

東4局。親番茅森がこれまで静かにしていた鬱憤を晴らすかのような先制親リーチを敢行するも、東1局で大きく点棒を減らした高橋が追っかけリーチし、茅森から一発で仕留めて8,000点の出和了。

南入り

高橋20.7 豊後35.5 水口30.1 茅森13.7

水口が先制リーチ。親番高橋が無筋を2筋押して追っかけリーチするも2人聴牌で流局。高橋は親権維持。

南1局1本場。豊後にドラ8s暗子の配牌を一通の辺張3sダマに仕上げて、茅森から出和了で仕留めて一歩リード。

南2局。高橋がドラ4sを暗子にしての先制リーチ。この局も茅森の放銃となり茅森はオーラスの親番があるとは言え箱下に沈んだ。満貫を上がった高橋は3番手ながらTOP目の豊後とは15,100点差。

南3局。これまで放銃が続いていた茅森が三色崩れながらピンフの先制リーチをツモリ上がる。

オーラス

ラス目の茅森は和了続けるのみ。

二番手の高橋は豊後からの満貫直撃か倍満ツモ。三番手の水口も同様。ただし、絶対降りない茅森からリーチ棒が出れば両者ともハネツモOKとなる。

西と9sのシャンポンで豊後が聴牌を入れてダマ。茅森も聴牌するが嵌張待ちなのと手替わりを見てダマとするが、3巡後にリーチ。これを受けてダマ聴牌の豊後が降りに廻る。茅森の一人聴牌で流局。

南4局1本場。リーチ棒が残ったので、高橋と水口はハネツモOKとなる。

茅森が嵌張の8pで先制リーチ敢行し一発ツモで4,100ALLで19,200点として4,000は4,200ALLでほぼ並びとなるまで持ち点を回復。

南4局2本場。茅森がポンテンの嵌張3sの聴牌を自身でツモリ、豊後と14,400点差の二番手に浮上。4,000ALLで捲る点差にまで近寄る。

南4局3本場。茅森や辺張の3sの先制リーチ。高橋もジュンチャン三色の聴牌を入れる。そして豊後もピンフドラ3の両面待ちの聴牌が入るが3sが放銃となり茅森が逆転TOP目になる。

南4局4本場

高橋21.2 豊後27.7 水口20.6 茅森30.5

豊後の放銃によって、高橋、水口ともに条件が軽くなった。高橋は1,300-2,600ツモ。水口は2,000-4,000ツモ条件になった。

水口4巡目にがメンタンピンイーペーコーorドラの4-7p先制リーチ。豊後が七対子の聴牌を入れるが安全パイの發を切って2pを残すも、茅森から發が出て痛恨の和了逃し。茅森が形式聴牌か白バックの聴牌狙いで仕掛けるも、水口が4pツモ!裏ドラは不要だったが2枚乗せてハネ満ツモで大逆転の優勝となった。

メジャー的なタイトルは獲得していないが、主要大会で好結果を常に残す水口美香プロは確かに強い。

 

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