アーカイブ | 7月 2018

Mリーグ発足

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遂に!と言うべきか、とうとうと言うべきか…。
兎に角、競技麻雀・麻雀プロ・麻雀界にとってとてつもなく衝撃的で画期的な発表がなされた。
その仕掛け人はサイバーエージェント社長の藤田晋氏。そしてMリーグの最高顧問は川淵三郎氏。
個人的には藤田社長ならきっと何かを遣ってくれると思っていた。
ただ、麻雀界の状況やイメージなどを鑑みると相当難しいので、かなり大胆な事を仕掛けないと難しいだろうと思っていたが、流石は行動力と実行力と資金力がなせる技。
ただ、順風満帆な船出では無いだろう。

ここからは完全な個人的な意見と考えです。
メインスポンサーと言うか参加チーム(企業)が7チームとなっているのは恐らく8チームを目指していたが、ギリギリで辞退となったのか最終的な折り合いが付かなかったのだろう。
麻雀は基本的に4人で行うゲームだけに7チームでは組み合わせが面倒だ。






1チーム3人の選手と言うのも少ないと思うが、所属プロ選手の年俸を考えれば妥当なのかもしれない。
ギャンブル・博打とは一切縁を切ると名言し、それに拘わった選手は参加させない!とも明言しているだけに、ノーレート以外の所謂「フリー雀荘」勤務はNGだし、ゲストとして打つのもNGと考えるのが妥当。更に言えばノーレート以外の雀荘を経営している現役プロの参加もNGだ。つまり、現在の麻雀プロの大半がこのMリーグが大きくなれば、自ずと収入源が減ることになると言う諸刃の剣だ。よって、初期の参加プロ(ドラフトで選ばれるようだ)には、このMリーグに参加しているだけで、生活に困らないだけの年俸を保証する必要が出てくるだろう。
そう考えれば最低年俸で800~1,000万円程度が妥当だと考えられる。一見1,000万円は高額だが、税金やら社会保障費を支払うことを考えれば決して多くは無い。仮に一人1,000万円として3人で3,000万円。これに運営費などを加味すれば、チームは年間5,000万円程度の出費がある。恐らく立ち上げ当初はそれに見合うだけの収入は得られないので、殆ど持ち出しだろう。企業にしてみれば広告宣伝費でしか無い。
Mリーグを定着させ、放映権料や観客のチケット代である程度の収支のバランスが保てるまで地道な活動が求められる。
兎に角、最大の問題はチーム運営費を回収できるかどうかに掛かっているように思う。
しかし、藤田氏の事なので何らかの方法をある程度は描いているに違いない。

麻雀界の新たな一歩は様々な人々を巻き込んで、競技麻雀の真のプロ化に大きな一歩を踏み出したように思う。

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