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大和証券 Mリーグ 2021シーズン チーム成績表 2021年11月12日(24/90)終了時

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全90戦中24試合が終了した大和証券Mリーグ2021レギュラーシーズンの2021年11月12日終了時の成績です。

暫定首位の風林火山は相変わらず絶好調の勝又が個人3連勝・4連勝となり、チームも3・1・1・2と盤石で500pに迫る480.7pと盤石。システムや対局する選手も強力なので楽観視は出来ませんが、トータルポイントの余裕が打牌選択にも余裕が出るので、レギュラーシーズン通過は確定と言えるかもしれません。

KONAMIは伊達が個人2勝目を大きなトップで取ったことで、若干ポイントを減らしたモノの、暫定2位をキープ。

ABEMASは白鳥が今期初トップを獲り、残す派日向のみとなった。日向は個人成績でも暫定30位と苦しんでいる。

ジャンプアップしたのはトータルポイントはマイナスながら暫定4位まで回復したドリブンズ。前週から続くチーム4連勝で1・1・2・2で159.2pの荒稼ぎ。絶不調だった村上が今季初トップで涙の勝利者インタビューは心に残る。因みにチーム内最上位は丸山で今季ラス無しの3・1・1・2で3シーズン目にしてやっとMリーグの舞台で本当の意味で戦える状態になった印象。

サクラナイツはエースの内川と、岡田が未だに今季トップ無し。内川は2・4・3・4・4とドリブンズの村上に並ぶくらい不調。それでも昨シーズン不調だった沢崎が個人3勝目を獲得するなど、沢崎と堀の2人で耐えている状態。

パイレーツは瑞原が今季初トップを獲得。しかも、今季は未だにマイナス無しの2・2・2・2・1はお見事。一方で絶対的な安定感と信頼感がある小林がチーム内で最下位と本調子では無い感じなのが気掛かり。

チームとして絶不調なのは雷電とフェニックスの2チーム。

雷電は11/2の第①試合で瀬戸熊が取った以降7試合トップ無し。

フェニックスは10/29第①試合の魚谷のトップ以来、9試合トップ無しで近藤の2着以外は全て逆連帯となっており、借金が増え続けている。東城も97.2pの鮮烈な初トップの方が印象が強かったが、直近3連続ラスとなっており恵まれていない。2週間登板が無い茅森が鍵を握っている気がします。

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第19期プロクイーンは二階堂瑠美

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日本プロ麻雀連盟主催の第19期プロクイーンは、ディフェンディングのりんのなお(協会)に二階堂瑠美(連盟)・岡田桂(麻将)vs東城りお(連盟)・山脇千文美(連盟)の5人によって3日間に渡って闘牌が行われた。

初日はりんのが終始有利にポイントを重ねて、岡田がそれに続く展開となる一方で、山脇が終始リーチ合戦で負けるなど本来の鳴きを駆使した早和了の展開にも持ち込めず苦しむ状況。

二日目は、瑠美・東城が巻き返し、りんの・岡田がポイント減らす展開。山脇はこの日も捲り合いに負ける事も多く、リーチ後や勝負手の聴牌状態で当たり牌を掴むなど調子を取り戻せず、負債が膨らむ状況で一人苦しんで終了。

最終日は、瑠美が要所で和了を決めるが決定打にならず、東城・りんの・岡田の順で追撃する。

10回戦終了時に最下位者が敗退となり、11回戦・12回戦は残った4人で戦われる方式で、10回戦終了時点で最下位であった山脇が敗退となった。

最終12回戦のオーラスで優勝の可能性は暫定トップの瑠美と2番手の東城に絞られ、東城の優勝条件は、満貫ツモか満貫で和了。一発も裏ドラもあるWRCルールなら充分にチャンスのある条件で、東城がアッサリ「ピンフ・高目三色」の手を入れて、リーチ!

同巡に一発回避と東城の海底ズラし込みの鳴きを入れると、一発で東城のツモ牌が安目ながら一萬が流れる。(後日談で裏ドラが乗っていて上がれば逆転トップだった模様。ただ、ツモ切りを選択しても高目の四萬もツモ筋にあった。)

結果は、東城はツモレ流局となり二階堂瑠美が二度目のプロクイーン戴冠となった。

日向藍子の2連覇とりんのなおと3期連続で他団体プロが持っていたプロクイーンを4期ぶりに連盟プロが取り戻した格好になった。因みに、プロクイーンは主催団体である連盟の女流リーグ「女流桜花」よりも前にスタートしている。

歴代優勝者
第1期 2003年 斉藤智子(連盟)
第2期 2004年 清水香織(連盟)
第3期 2005年 二階堂亜樹(連盟)
第4期 2006年 崎見百合(協会) ※他団体プロとしては初
第5期 2007年 涼崎いづみ(最高位戦)
第6期 2008年 黒沢咲(連盟)
第7期 2009年 黒沢咲(連盟) ※大会初の連覇
第8期 2010年 石井あや(最高位戦)
第9期 2011年 和久津晶(連盟)
第10期 2012年 安田麻里菜(連盟)
第11期 2013年 二階堂瑠美(連盟)
第12期 2014年 和久津晶(連盟) ※大会最多タイのV2
第13期 2015年 童瞳(連盟)
第14期 2016年 宮内こずえ(連盟)※同一期に女流桜花を獲得し団体初のダブルティアラとなる
第15期 2017年 西嶋ゆかり(連盟)
第16期 2018年 日向藍子(最高位戦)
第17期 2019年 日向藍子(最高位戦・渋谷ABEMAS) ※史上2人目の連覇、他団体プロとしては初の連覇
第18期 2020年 りんのなお(協会)
第19期 2021年 二階堂瑠美(連盟・EX風林火山)

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第14期プロクイーン best8(準決勝)

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2003年に設立された所属するプロ団体を問わない女子プロNo.1を決定するタイトル戦で今年が第14期となる。
日本プロ麻雀連盟が主催しいるが、ルールはオーソドックスな1発裏ドラ有りの連盟Bルールで行われておいる。
自団体の女子プロNo.1を決める「女流桜花」よりも歴史が古い。
準々決勝からはトーナメント戦となり、準決勝の各卓上位2名と前年度の優勝者の5名による決定戦を行う。
因みに今年は第13期のプロクイーン童瞳がディフェンディングである。


第14期プロクイーン best8-A卓

第14期プロクイーン Best8 A卓
茅森早香(最高位戦)vs和久津晶vs大里奈美vs二階堂瑠美
実況:日吉辰哉・解説:HIRO柴田
ルール:日本プロ麻雀連盟Bルール
システム:半荘5回戦を行い上位2名が決定戦へ進出


【見所】
奇しくも昨年の決勝で相対した4人が準決勝で対戦することとなった。昨年は和久津がディフェンディングで、茅森・大里・瑠美・童瞳の5人で対戦。
実力で言えば、茅森・和久津・瑠美が抜けているが、大里も連盟の女流では成長株筆頭とも言える存在。
この4人は昨年の決勝卓に残ったシードなのでベスト16からの登場で1回しか戦っていないが、それぞれ「らしく」勝ち上がった感じであった。
茅森は終始盤石の展開で危なげない局面が殆どなく通過。
和久津は1回戦目に四暗刻をツモ和了され国士無双の出アガリを決められ、2人が抜けた得点状況をきっちり捲っての通過。
大里は三つ巴の展開の中、きっちり攻めきって和了をモノにして通過を決めた。
瑠美は二位通過争いを制して通過を決めている。
この4人は殆どミスが無いので、対局当日の配牌と自摸次第。その日の調子次第。と言った所だろう。
実力伯仲の戦いは時に一方的なワンサイドゲームになることがあるが、そうなっても大逆転を起こすだけのモノを持っている面子だけに最後まで見逃せない。


第14期プロクイーン best8-B卓

第14期プロクイーン Best8 B卓
西嶋ゆかりvs日向藍子(最高位戦)vs足木優(最高位戦)vs宮内こずえ
実況:日吉辰哉
解説:佐々木寿人
ルール:日本プロ麻雀連盟Bルール
システム:半荘5回戦を行い上位2名が決定戦へ進出


【見所】
実績なら現女流桜花の宮内と最高位戦リーグで女性で唯一B1リーグ所属(最高位戦は最上級がAリーグで、その次がB1リーグになる)しており、女流モンド新人王も獲った日向が抜けた感じだろう。
日向と同じ最高位戦の足木も女流最高位リーグのAリーグに所属しており実力も高いと言えそう。
そして西嶋はほぼ無名と言っても良いだろう。女流プロのお披露目的な夕刊フジ杯にも登場した事が無いと思う。しかし、昨年の現プロクイーンである童瞳のように予選から勝ち上がってくるだけの実力と運を持ち合わせているので決して侮れない。
宮内のオーラや圧力に屈する事無く自分らしい麻雀を貫いた選手が勝ち上がりそう。



今節の14期プロクイーンのベスト16までは協会の「命(みこと)」プロが残って居たが、残念ながら敗退となった。

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【連盟】第11期女流桜花Aリーグ第2節A卓

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二階堂亜樹vs二階堂瑠美vs吾妻さおりvs平岡理恵
第11期女流桜花第2節A卓_二階堂亜樹vs二階堂瑠美vs吾妻さおりvs平岡理恵
実況:日吉辰哉 解説:山田浩之

第11期女流桜花は早くも第2節に突入。
第2節のA卓は二階堂姉妹の対決が見物。
第1節絶好調で+64.1pと暫定首位の妹亜樹プロとは対照的に絶不調で▲77.4pの最下位の姉瑠美。亜樹は桜花のリーグで安定してポイントを稼いで、プレーオフ進出の上位をキープしながら、鳳凰戦A2リーグにカンバックする為にB1リーグに神経を使いたいだろうから、2節3節は大事にしたいだろう。
瑠美は1節のマイナスが大きかっただけに、確実にプラスにして少しでも返済したいところだと思う。
吾妻はある意味で2年間のブランクがある。若手もどんどん昇級して対戦経験の無い相手も多くなっただけに、2節の面子はベテランだけに何度も対戦した経験もあるだろうから、この節を切っ掛けにしたいところだろう。
瑠美と同じく前節絶不調だった平岡は僅か1週間で調子を取り戻せるかが鍵。恐らく自身が出産で産休中に桜花を獲った吾妻とは殆ど対戦経験が無いだろうから、吾妻との距離感が問題だろうか?

実況は今季から小車に変わって日吉が行っている。声の質は日吉だがコメントを拾えないのは致命的なので、今季で何処まで成長できるかが見所。

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女流プロ麻雀日本シリーズ プレーオフ

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なんか結構待たされた感じもするが、日本プロ麻雀連盟主催で始めた、日本シリーズの女流編もプレーオフまで来ました。
10名が参戦して、なんと現女流桜花様と現プロクイーン様が敗退すると言う連盟にとっては悲劇と言うべき事態ですが…。
その放送が本日17:00~ありますよ。
アメーバフレッシュ→→→https://abemafresh.tv/jpml/8881
ニコ生→→→http://live.nicovideo.jp/embed/lv257058878

1回戦:魚谷侑未①vs高宮まり④vs佐月麻理子⑤vs茅森早香⑧
解説:勝又健志・佐々木寿人
2回戦:大平亜季②vs二階堂瑠美③vs和久津晶⑥vs二階堂亜樹⑦
解説:勝又健志・佐々木寿人
3回戦:1位vs4位vs5位vs8位
解説:瀬戸熊直樹・滝沢和典
4回戦:2位vs3位vs6位vs7位
解説:瀬戸熊直樹・滝沢和典
実況:古橋崇志

まずは、予選成績で1位・4位・5位・8位が対局。次に2位・3位・6位・7位が対局。
予選のポイントとプレーオフの1・2回戦のポイントを加算して再度順位を付けて、最終の3・4回戦を行う仕組み。
これでポイント上位の4名が決勝卓に進出するシステム。
因みに決勝卓はポイントリセットで4回戦だったはず。

まずは前半1・2回戦の見所は、既に決勝卓がほぼ決まっている魚谷(208.2p)は大きなラスを取らない打ち方になるだろうから、現状ボーダーの高宮(18.3p)と5位の佐月(▲7.9p)の2人がどのような意識で対局に臨んで来るのか?そして大トップが必要な天才茅森(▲60.6p)の高打点&親番での連荘狙いをどのように凌ぐのか?と言った所。
2回戦目は連盟内でのトーナメント形式の対局やプレーオフでは対局する事が無い姉妹対決になった亜樹と瑠美。そこに大平とアマゾネス和久津がどのように絡むのか?特に2回戦目の4者は全員がそれなりのポイントを叩かないと最終半荘が苦しくなるので、東パツからエンジン全開で挑むと思われる。

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第1期女流プロ麻雀日本シリーズ 第1節

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第1試合:宮内こずえvs高宮まりvs二階堂亜樹vs大平亜季
実況:古橋崇志 解説:佐々木寿人・二階堂瑠美

第2試合:和久津晶vs魚谷侑未vs宮内こずえvs童瞳
実況:古橋崇志 解説:佐々木寿人・大平亜季

第3試合:魚谷侑未vs二階堂瑠美vs高宮まりvs二階堂亜樹
実況:古橋崇志 解説:佐々木寿人・童瞳

第4試合:大平亜季vs茅森早香vs魚谷侑未vs宮内こずえ
実況:古橋崇志 解説:滝沢和典・高宮まり

第5試合:二階堂瑠美vs佐月麻理子vs茅森早香vs魚谷侑未
実況:古橋崇志 解説:滝沢和典・宮内こずえ

【システム】
■予選全15回戦(各自6回対局)を行いポイント上位8名がプレーオフ進出
■プレーオフ全4回戦(各自2回対局)ポイントを持ち越し上位4名が決勝進出
■決勝全4回戦
【ルール】
30,000点持ち30,000点返し
順位点5,000-15,000
一発・裏ドラあり
その他WRC世界大会ルールに準ずる
第1期女流プロ麻雀日本シリーズ 宮内こずえ(連盟) 高宮まり(連盟) 二階堂亜樹(連盟) 大平亜季(最高位戦) 和久津晶(連盟) 魚谷侑未(連盟) 童瞳(連盟) 二階堂瑠美(連盟) 茅森早香(最高位戦) 佐月麻理子(協会)
男子プロの日本オープンを開催したことによって、女流プロでも他団体のトッププロと連盟プロとのリーグ戦を見たいというユーザーの声に応えて開催となったが、流石に連盟主体の選出となって「手前味噌」感は否めない。

手前味噌とは言ったが、モンドの男子や女流もその選出は現タイトルホルダーではない人気も兼ね備えている面々が選出されているのは、それなりにメンバーの選出には主催者側の思惑やスポンサーの意向が多少なりとも加味されている結果で致し方無い部分ではあるだろう。

一方で、私自身は最高位戦の茅森早香とその茅森を下して女流最高位を連覇した大平亜季プロが二階堂姉妹や宮内・和久津とリーグ戦形式で対戦するのは観たいと思う。白熱した対戦をして欲しいですね。

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第13期プロクイーン決勝 初日結果速報

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第13期プロクイーン決勝第13期プロクイーンの決勝(初日)が本日6半荘行われた。結果から言えば天才茅森プロがその実力を発揮しての堂々トータル首位。
トータル2位にはトップ1回ながら浮きの2着を3回と(順位点込み)堅実にポイントを積み重ねた童瞳が付けている。
ディフェンディングの和久津はデカトップ1回を取ったが、5回戦目のラスが響いて▲17.0の三着となった。
トータル4位は1・2回戦で和了が1回も無かったものの終盤に盛り返して▲28.6に留めた大里。
そしてトータルラスは終始手が入らず、入っても放銃に廻ってしまう展開に苦しんだ瑠美。

初日6半荘終了時トータル
①茅森+65.9②童瞳+30.8③和久津▲17.0④大里▲28.6⑤瑠美▲53.1

それぞれの着順は
茅森 ②ⓝ①❹②①
童瞳 ①②②②ⓝ❸
和久津 ❸①❸ⓝ❹ⓝ
大里 ❹❹ⓝ①❸②
瑠美 ⓝ❸❹❸①❹
※白抜きは順位点込みでマイナスⓝは抜け番

非常に見所が多かった初日だった。
また5回戦終了時に再び6回戦~10回戦までの抜け番選択が有り、
6回戦目(初日最終戦)・和久津
7回戦目(最終日初戦)・茅森
8回戦目・瑠美
9回戦目・童瞳
10回戦目・大里
となった。
10回戦目終了時点でトータル5位の選手は敗退となり、残る4名でポイント持ち越しで本当の意味での決勝2回戦が行われる。
こうした所謂途中敗退(足切り)があるシステムでは足切りが行われる「最終戦を抜け番にしたくない。」と言うのが一般的なのだろうが、管理人的には足切り争いを行っている時点でタイトルが獲れるとは思えないし、そもそも最終戦同卓者の3人はタイトルを獲るべく闘牌している訳で、足切り者の事など殆ど考えていないだろう。
逆に言えば、ポイントを叩かなければならないので多少無理してでも攻めてくる分、放銃の可能性が高まるので、ポイント上位者が攻めやすい半荘になることが多いので、餌食にされやすい状況ではある。
更に言えば、ターゲットのポイントが分かっているからと言ってそのポイントに合わせるように配牌や手牌が来るとは限らないのだ。
よって、足切りになる最終半荘を抜け番にした方が、決勝前に休憩も取れるので案外お薦めなのだと思っている。

さて、最終6回戦目の茅森の親番で倍満を自摸ったことだろう。
配牌は下図の通り(ドラ白
三万七万三筒六筒六筒五索八索八索八索八索九索白白中
第一打はオーソドックスに中そして2巡目に七索を持ってきて索子で2面子完成。
ここで選択となり、おそらくは1手進んだ後の有効牌を考慮したのだと思うが五索切りとした。
七索自摸で混一色を見る打ち手も居るだろうが、五索四索がくっつき、例え345や456の面子が完成しても、混一色にはもう1面子足りない。しかも788889の面子は七索九索を先に自摸らないと動きづらい構成なので、実際には混一色に向かうのは苦しいだろう。
そこで裏目になった時に一番ダメージが少ない五索の選択は自然だと思う。
四索自摸は痛いが、三万七万三筒切りと同じリスクだ。
六索自摸は九索の空切りで対応出来るし、例え
五索六索七索八索八索八索八索九索の格好になっても、四索か、残り3枚の七索か、残り2枚の九索を自摸る必要があるので、有効牌で考えると圧倒的に三万七万三筒の方が有効牌は多いからだ。
そして4巡目に三万を重ねて三筒切りは下家の大里が二筒を切って居るので、七万の重なりよりも三筒周りのくっつき枚数が減ったことによる選択だと思う。しかし、次巡(5巡目)に続けて三万で自摸り三暗刻の聴牌し、少し考えてリーチ。
第13期プロクイーン 茅森親倍満自摸
見事リーチ自摸三暗刻白ドラ3の倍満自摸!8,000ALLとなった。
と、尤もらしく書いたが、もし、自分が同じ手牌と自摸をしてもそこまで思考を巡らせて打牌したか?と言えば全く無理だろう。恐らくは指運任せで選択したに違いない。そこで万が一三万を捨てていれば河に3枚並べて、無理矢理の混一色に向かって聴牌すらしていない事になる。
私が書いたような思考を巡らせたかどうかは分からないが、例え指運任せで選んだとしても三万を選択しないのは天才と言われる由縁かもしれない。

前半6半荘が終了し、茅森が一歩抜け出した格好となってはいるが、昨年の同様リードする茅森を最終12回戦目に親のハネ満3発を和了して戴冠した、超攻撃型アマゾネスこと和久津が居るだけに、まだまだ見逃す事は出来ないだろう。
更に最終日の解説にプロクイーンを獲った事のある石井あやプロも登場するので楽しみである。

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【連盟】第13期プロクイーン決定戦

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10月31日(土)と11月1日(日)の2日連続で行われる連盟主催の女流タイトル戦『プロクイーン』は、プロ団体に所属するプロのオープン戦。
今年の決勝はディフェンディングの和久津晶と予選から勝ち上がった、童瞳(連盟)と大里奈美(連盟)そしてBest16シードから勝ち上がったそして二階堂瑠美(連盟)と茅森早香(最高位戦)の5名が半荘12回戦で戦う。
※10回戦目終了時にトータル5位は敗退決定。上位4名で残り2回戦をポイント持ち越しで戦う。
ルールは一発裏ドラ槓ドラありの連盟Bルール。30符4飜は切り上げ満貫扱い。
第13期プロクイーン決勝戦 和久津晶 二階堂瑠美 童瞳 大里奈美 茅森早香(最高位戦)
麻雀は実力だけは勝てないモノだが、今回は昨年タイトルを争った、現プロクイーンの和久津晶と最終戦の序盤はタイトルを手にしかけながら惜しくも2位となった茅森早香、そして5位敗退に甘んじた二階堂瑠美と実力者が3名。
この3名が互いに意識し合うと、童瞳と大里奈美がその隙を突いて和了をモノにする可能性がある。
一発も裏ドラもあるルールなので、圧倒的に攻撃型が有利だが、トータル的にバランスが取れている茅森が若干有利かもしれない。更に準決勝でほぼ敗退が決まりそうな状況で字一色を仕上げた運も持ち合わせている。

ただ、牌が来ているときの和久津の攻めは別格!山に残り1枚さえ残って居れば自摸り上げてしまう破壊力は十分。しかも、一見何でもリーチで聴牌優先の全局参加型の打ち方に見えるが、攻撃型の打ち手は安牌を1枚は抱えるように打つことが多いのだが、和久津の場合序盤は出来る限り余剰牌は手役を見るように残しているのは注目しておきたい。更に放銃は恐れず先制リーチにドラを打ち出すこともあるが、致命的な放銃をせずアタリ牌をビタ止めすることも多いので、そうした所は見逃せないところ。
二階堂瑠美プロは、一昨年の第11期プロクイーンを獲ったときには正に無敵状態であった。三色を無理矢理狙わず和了を最優先にした瑠美プロは兎に角強い。

実況:日吉辰哉
解説1日目
1~3回戦:滝沢和典・魚谷侑未
4~6回戦:藤崎智・山田浩之
解説2日目
7~9回戦:勝又健志・石井あや(最高位戦)
10~12回戦:前田直哉・佐々木寿人
2日目の7~9回戦の解説に第8期プロクイーンの「沈黙のスナイパー」石井あや(最高位戦)が昨年に続き登場することも注目です。

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【連盟】プロクイーン準決勝結果

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準決勝(Best8)A卓から大里奈美・童瞳が勝ち上がりを決めた。
大里奈美 日本プロ麻雀連盟東北支部所属 28期大ベテランの宮内に若手三人が挑む格好となった準決勝A卓は大里が終始、好配牌を貰いミス無くモノにする感じで1・2回戦連続トップと試合を有利に進め最終の5回戦を待たずに決勝卓へのチケットを手に収めた感じであった。
残り一枚のチケットは3回戦までは3者に可能性があったが、新人の古川彩乃がリーチで先制するも海底を間違えて攤牌してしまい「チョンボ」あつかいで罰符となり卓外へ20p出すこととなり脱落。
宮内は得意の手なり麻雀が出来ない苦しい展開の中、手役を狙いながら高打点を狙う展開に持ち込もうとするが中々実らず、親番はあっさり他家に躱される感じとなって終始苦しい感じだった。細かいところでは選択ミスなどもあるがそれは指運の部分もあるので、どれだけ丁寧でミス無く打牌選択をしようとも、配牌と自摸に恵まれなければ敗退してしまう麻雀の怖さを改めて認識出来た試合となった。
童瞳 26期2着抜けは童瞳。童瞳は自他共に認める瀬戸熊直樹プロの大ファンであり、雀風も瀬戸熊風で攻撃型。しかし、この準決勝は序盤は相当我慢して他家の先制には降りを選択、放銃による失点を回避しながら確実に着順を拾い後半の4・5回戦に自身が勝ち上がる条件を持つことを選択した感じであった。その戦略が嵌まり4・5回戦は攻めに転じて見事に2着勝ち上がりを決めた。
古川彩乃は海底牌を間違え攤牌した事による「チョンボ」が致命的なイメージだが、全体的に見ると牌理や牌効率がまだまだ自分のモノになって居ない印象だが、プロテスト受験し合格して1年目で予選から勝ち上がってきた天運はありそうなので、基礎的部分は学んで場況判断などは経験を積めば上位クラスに現れる存在になるかもしれない。タイトル戦の準決勝や決勝卓に勝ち残る新人プロが期待されながら早々と姿を消してしまう女流プロ界ではあるが彼女の今後に注目しておいても損は無いだろう。

準決勝(Best8)B卓からは、茅森早香・二階堂瑠美が勝ち上がりを決めた。
昨年の決勝卓シードでBest16から勝ち上がった二階堂瑠美・優木美智・茅森早香(最高位戦)の三人に予選から勝ち上がってきた鳥越智恵子(最高位戦)を加えた戦い。
鳥越は流石に名だたる3者相手では戦いを強いられた感じでしたが、最終5回戦まで可能性を残す見事な戦いを見せた。
因みに鳥越プロは『池袋のサンシャイン通りにあるまぁじゃんらんどTMC』のママさんでもある。
優木は悔しい敗退。最終5回戦の南3局まではほぼ決勝卓へのチケットを手にしていただけに本人も相当悔しいだろうが、茅森の起死回生「字一色」自摸で親被りが痛かった。しかし、オーラスに条件を突きつけられた格好でも、ダマ直可能な満貫の手を入れたのは流石で初代女流桜花を獲得しているのは伊達では無い。
二階堂瑠美 生年月日1980年9月27日瑠美は序盤こそ手役重視で進めていたが、所謂「無理矢理三色」には行かず決勝卓に確実に進む選択をした結果で、こうなった瑠美は強い。第11期のプロクイーン決勝卓での圧倒的な強さの片鱗をこの準決勝でも見せつけた感じでした。
茅森早香 天才過ぎる女雀士 ω 決勝卓のもう一人は茅森。瑠美・優木の二人を追いかける最終5回戦の南場の親番が落ちた時点で相当苦しいポイント差ではあったが、満貫直撃+跳満自摸でも通過の可能性があったポイント状況で2巡目に白をポンして混一色に向かい他3者の足止めをさせながら、聴牌を外して役満を狙ったのは流石天才と呼ばれる由縁だろう。

競技麻雀の特徴としてトーナメント戦では最終盤になると条件が出てくる。
(例えば満貫を和了しても通過条件を満たさないので意味の無い和了になってしまう現象。)
しかし、満貫クラスなら満たせる可能性は高いが跳満や倍満となると相当苦しい条件だし、役満なんて殆ど条件とは言わないレベルである。
そうならないために、最終戦は南場の親番が落ちるまで必死に和了と打点の両方を狙いながら打牌するのだが、相手もそれを許すまいとしてくるので圧倒的にポイント上位者の方が有利に局は進む傾向にある。
また、テレビ対局など自身の打ち筋がある程度公になっている場合には、所謂「人読み」が対戦相手は出来る。
面前高打点手役派の茅森が序盤から字牌を一鳴きすれば、対戦者はドラの対子か暗子、或いはドラ色の混一色を想定するので、当然捨て牌は制限される。
本人は対局後のインタビューでは詳しく語らず『コレ来たでしょ!』と言っていたが、「来た!」と感じれば一般的には出来るだけ大人しく字牌を対子や暗刻にする選択になるだろうが、天才はそうせず、1枚目の白仕掛ける事によって、他者の打牌に制限を掛け、役満への字牌自摸を優先したのだと思う。お見事である。

余談ではあるが、数日後に行われた茅森が所属する最高位戦で女流最高位のタイトル戦が行われ、6回戦終了時点(全8回戦)でトータルトップになるも7・8回戦でマイナスし惜しくも大平亜季の連覇を許してしまった。
HONEY's 東京都豊島区池袋2丁目5−4 電話番号 03-6914-1890更に余談ではあるが、茅森プロは佐藤かづみプロと池袋に「petit bar HONEY ‘ s」を10月1日にオープンした。
東京都豊島区池袋2丁目5−4
営業時間 open19:00~close3:00(最大5:00)
電話番号 03-6914-1890
定休日 日曜、祝日(その内開けるかも)

これで決勝は準決勝卓を勝ち上がった
大里奈美・童瞳・茅森早香・二階堂瑠美の4人に現プロクイーンの和久津晶を加えた5人で10月31日・11月1日の2日間全12回戦(10回戦終了時5着者は敗退)で行われる。
和久津晶 超攻撃型アマゾネス 生年月日1978年2月17日

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第13期プロクイーン Best8(準決勝)

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和久津晶 わこつ ワコツ ゾネス 超攻撃型アマゾネス 第12期プロクイーン今年も徐々に年末に近づいてきているのが、麻雀のタイトル戦情報をTwitterやFacebook更には、各団体のHPやニコ生などで見ると感じる。
早速始まるのは第13期プロクイーン。
主催が連盟なので連盟が認定するプロ団体に所属する女流プロ限定のオープンタイトル戦。
予選システムは若干特殊で一次予選・二次予選と行ってベスト16を選出するが、ベスト16で前年度の決勝進出者と現女流桜花が参戦するので、実質的には上位11人しか勝ち上がれない。
二次予選もシードがあるので、一次予選からベスト8に勝ち上がれるのはごく僅かだ。
ベスト8シードの5人では現女流桜花の吾妻pが敗退となったが、前年決勝卓に残った4名はしっかり残って居る。



Best8 A卓
宮内こずえ☆vs童瞳vs大里奈美vs古川彩乃
第13期プロクイーン Best8 A卓 宮内こずえ 童瞳 大里奈美 古川彩乃
実況:日吉辰哉
解説:勝又健志
ルール:連盟Bルール
☆印はベスト16から参戦のシード
ベスト8(準決勝)A卓は大御所の宮内こずえプロに連盟の新人女流が挑む構図。
童瞳は26期、大里奈美は28期、古川彩乃に至っては31期プロデビューと本当にプロデビュー間もない3人なので当然シード権など無く、いずれも一次予選から怒濤の連続トップを獲ったり大トップを獲るなどした勢いはある。
多少のミスも勢いでカバーしそうだが、そこは連盟女流プロの四天王とも呼ばれる宮内が一枚も二枚も上手であろう。
新人3人の内、誰が勝ち上がるかが見物だと予想する。ミスが少なく致命的なミスをしなかった選手が勝ち上がるだろう。
※童瞳(トントン)選手の画像が
間違っておりました正しくは→童瞳 日本プロ麻雀連盟所属26期


Best8 B卓
二階堂瑠美☆vs優木美智☆vs茅森早香☆(最高位戦)vs鳥越智恵子(最高位戦)
第13期プロクイーン Best8 B卓 二階堂瑠美 優木美智 茅森早香 鳥越智恵子
実況:日吉辰哉
解説:佐々木寿人
ルール:連盟Bルール
☆印はベスト16から参戦のシード
ベスト8(準決勝)B卓は死の組だろう。昨年の決勝進出者3人が同卓となった。
瑠美pはプロ最強位・プロクイーン・夕刊フジ杯など多数のタイトルを持ち、優木pは初代女流桜花を持って居る。茅森pも女流モンド・女流最高位などを獲っている。この3人だけで女流のタイトルを幾つ持っている事だろう。
その枠に最高位戦に所属する鳥越プロが加わるメンツ構成。
鳥越プロが一次予選から勝ち上がった勢いをそのままに台風の目となるか?
天才!と呼ばれる茅森プロが他団体主催のタイトルを奪取するか?
優木が堅実に和了をモノにして気付ば勝ち上がり!となるか?
瑠美プロが三色への拘りを捨てて勝ち上がりへの意欲を見せるのか?
いずれにしても熾烈なB卓は死の組と言っても過言では無いだろう。

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