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第16期プロクイーンは日向藍子(最高位戦)

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日本プロ麻雀連盟のプロクイーン決定戦が3日間で行われ最終日が2018年10月28日(日)に行われ、最高位戦プロ麻雀協会所属の日向藍子プロが見事戴冠となった。
10回戦終了でその時点の最下位者が途中敗退となるが、水口美香プロが涙を飲んだ。
第16期プロクイーン決定戦 総合成績


個人の成績を纏めてみました。

優勝の日向藍子プロ
加点と失点の差がプラス69,700点とダントツ。順位点が差ほど大きくなく、TOP賞(オカ)が無いルールで、素点を稼ぎ出して居るのが大きい。
和了時の平均点数も1位で和了時の加点が大きい割には、参加率も平均的なので効率よく加点できると言え、数字上も優勝にふさわしい内容だと分かる。

第16期プロクイーン決定戦 個人データ 日向藍子

準優勝の西嶋ゆかりプロ
リーチ率が少々低いのであまり手が入らなかったイメージではあるが、それでもリーチ時の和了平均点が9,760点と子の満貫点数を超えている。
ただ、数字に表れないビタ止め放銃回避があるので、データだけでは表示できない麻雀だったと言える。

第16期プロクイーン決定戦 個人データ 西嶋ゆかり

第三位の浅見真紀プロ
リーチ率が日向とほぼ同じだがリーチ成功率が高い。和了の平均点数が低いので打点は低いが良形待ちで手数を多くしているのだろう。ただ、和了に向かわない時に完全なベタ降りになっていると言う事が、聴牌料とノーテン罰符の差し引きでマイナス14,500点なのがボディブローのように苦しむ結果となった可能性はある。
敗因は恐らく小牌と2の三色同刻のうっかり和了見逃しだろう。

第16期プロクイーン決定戦 個人データ 浅見真紀

第四位の天音まことプロ
決勝卓の5名の中ではやはり雀力が一枚は下だったと言う結果だろう。
守備的な雀風なのは分かるが、和了率が15%以下で和了時の平均打点が5人のアベレージでは、幾ら放銃の失点を少なくしても、他3人の攻めでツモ和了失点が大きくなるだけに到底勝負にならないだろう。

第16期プロクイーン決定戦 個人データ 天音まこと

途中敗退となった水口美香プロ
ダマ回数が0回は特記すべきでしょう。聴牌即リーチ!の雀風なのだろう。初日の解説で和久津晶プロが述べていたが、「リーチまでが麻雀」みたいな感じなのは分かる。確かに自分のツモ筋に和了牌があるかどうかは運の要素が強い。
しかし、リーチ成功率が低いので、リーチ負けしているのがデータでも分かる。
素点でマイナス82,600点で和了率12.9%では勝負にならない感じだろう。

第16期プロクイーン決定戦 個人データ 水口美香

当たり前と言えば当たり前だが、流石に半荘10回程度・局数で130局程度ではデーターに大きな特徴や偏りは見られない。
やはり20半荘・260局以上は必要なのかもしれない。


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夕刊フジ杯争奪 麻雀女流リーグ2018
個人戦優勝は水口美香

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夕刊フジ杯争奪 麻雀女流リーグ2018の個人戦決勝戦
これまでは○○期と言う表現だったが、今年から開催年表記に変わった「夕刊フジ杯」
実質的には今年が第12期となる。
メインはチーム戦。それに付随する個人戦だが、個人戦の優勝者にはモンドチャレンジマッチへの出場権が与えられるため、近年では個人戦の方が重要視されてきている感はある。
夕刊フジ杯への出場は、スポンサー(雀荘や会社など)が依頼するか、自分から売り込むなどでチームメンバーになりさえすれば出場可能なので、モンドへのハードルは一番低いだろう。
そう言う意味では、人気・実力共トップの女流も出場すれば、あまりメディアには登場したことのないベテランや中堅プロ、そしてプロデビュー数年の新人プロまで群雄割拠で出場してくる。
また、個人戦プレーオフ方式は負け残り方式なので中々面白い。
夕刊フジ杯争奪女流リーグ2018 個人戦優勝 水口美香(協会)
さて、決勝戦だが、結果は上記の画像の通り。
ハートランド札幌ミニチームの水口美香(協会)が見事に優勝を勝ち取った。
決勝は4半荘勝負でルールが25,000点持ちの30,000点返し、順位ウマ20,000点-10,000点。
一発裏ドラありのモンドルールなのでトップが偉い。
そこで開局直後から満貫を連発した水口が勢いそのままに1回戦TOP。
2回戦も展開も有利に働きTOP。
3回戦は塚田がTOPで水口が3着でほぼ確定かと思われた。
4回戦も幸先良くトータル2着目の塚田から5,200を直撃して10万点差になったモノの、オーラスの時点では塚田に1,300点捲られるという苦しい状況となっていた。
麻雀は本当に分からない。





しかし、オーラス親番の白田が連荘したことで、4回戦オーラスTOPだった塚田を捲ったことで、再逆転となった。
そしてドラマは南4局3本場に起こった。
メンチン平和の聴牌を入れ、先制リーチの白田からハネ直も自身がツモれば、倍ツモの優勝条件をクリアするが、聴牌を崩してしまい、直後に白田からの6sで倒牌してしまい誤ロンのチョンボ。(卓外に12,000点)
※2018年2月26日訂正
聴牌を崩し…と記載しましたが、正確には7s単騎の聴牌でした。
塚田美紀面前平和清一色 ツモ3s打1s聴牌図

1123344556778がファースト聴牌で待ちは6-9s
夕刊フジ杯争奪麻雀女王決定戦2018決勝卓最終戦オーラス塚田美紀面前平和清一色ファースト聴牌図
そこに4sを持ってきて1s切りで
1233444556778待ちは同じく6-9s
夕刊フジ杯争奪麻雀女王決定戦2018 決勝卓最終戦オーラス塚田美紀面前平和清一色 ツモ4s打1s聴牌図
因みに7s切りの場合は2-3-6-9s待ちとなっていた。
塚田美紀面前平和清一色 ツモ4s打7s聴牌図

そして最後は、塚田が白田のリーチの現物を抜いた9mが水口の和了。勝負は決した。
言葉は厳しいが後味の悪い結果になった。本来なら塚田が優勝者となっていた決定戦が誤ロンのチョンボで優勝者が変わってしまったのだ。
メンチンの待ちが分からないなら、しっかり理牌して多面形も確認すべきだろう。例えプロであってもだ。
追記(2018/2/26)
決勝卓の最終戦の半荘で2時間近い闘牌なので「仕方ない」と言う意見もあるだろうが、プロとして麻雀を生業にしているのであり、この夕刊フジ杯の個人戦優勝者には女流モンド杯出場を掛けたチャレンジマッチに出場出来ると言う大きなチャンスを手に入れる可能性がある。
それ以上に、ビッグタイトルなんてそうそう取れるモノでは無いからこそ、「牌を並べ替えて理牌したらかっこ悪い」などと言っている場合ではないのだ。

※なお、牌画は日本プロ麻雀連盟公式オンライン麻雀サイトの「ロン2」より拝借しております。

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麻雀最強戦2017 女流プレミアトーナメント”女達の死闘”

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麻雀最強戦2017 女流プレミアトーナメント”女達の死闘
2017年5月6日(土)15:00~ AbemaTV https://goo.gl/VH5jGj
日本で一番麻雀が強い奴は誰だ?
最強の称号を目指し32名の女流プロが集結したプレミアトーナメント。
この中でファイナルに進めるのは一人だけ。
本番組では、女流プロの中でもトップ人気の若手とベテランの激突。
決勝に進むのは誰だ?
麻雀最強戦2017女流プレミアトーナメント 女達の死闘
画像は下町のクッキー氏のTweetより拝借
今年のプレミアトーナメントは、女流プロの戦い。
4シリーズで各シリーズ8名を選出。
2卓に分かれ上位2名がシリーズ決勝卓に進出して、シリーズ優勝者がクライマックス決勝卓に進出出来る。
今回の「女達の死闘」には先日、第26期麻雀マスターズを戴冠した佐月麻理子pも登場!
和泉由希子(連盟)大崎初音(協会)東城りお(連盟)日向藍子(最高位戦)
黒沢咲(連盟)佐月麻理子(協会)上野あいみ(協会)松岡千晶(連盟)

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麻雀最強戦2016 女流プロ代表決定戦激突!タイトルホルダー

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日本で一番麻雀が強いものを決める戦い、麻雀最強戦の女流プロ代表決定戦。
激突!タイトルホルダー。
出場の8名は、昨年の最強戦の代表決定戦を制した石井あや・和泉由希子とプレミアリーグで優勝した魚谷侑未。
各団体の現役女流タイトルホルダーの宮内こずえ・大平亜季・佐月麻理子。
プロクイーンの童瞳、女流モンド杯から茅森早香。
今最も調子が良いであろう女流が実力ナンバー1を競います。

【出場者】
【A卓】
石井あや(最高位戦)vs和泉由希子(連盟)vs魚谷侑未(連盟)vs茅森早香(最高位戦)
石井あや,和泉由希子,魚谷侑未,茅森早香
A卓は実力伯仲。スナイパーVSアイスドールVSマーメードVS天才と誰が勝っても不思議では無い。1局勝負なので出産直後の和泉でも体力的なハンデは無いだろう。 
【B卓】
宮内こずえ(連盟)vs大平亜季(最高位戦)vs佐月麻理子(協会)vs童瞳(連盟)
宮内こずえ,大平亜季,佐月麻理子,童瞳
B卓は宮内・大平が実力的には抜けている印象。この2人に急成長の若手2人が挑む格好だが、雀力や上手さが2着抜けの条件を前にどのように発揮されるかが見物か?


【実況解説】小山剛志・河野高志・片山まさゆき
2016/06/25(土) 14:00放送開始。この番組はB卓の東1局まで無料放送です。

A卓、B卓 の順に半荘1回勝負を行い、各卓上位二人を決定。上位二人が決勝卓に進む。決勝も半荘一回勝負を行い、その優勝者が12月11日に行われる麻雀最強戦2016決勝ファイナルに進むことができる。
この模様はニコニコ生放送で生放送されるとともに、後日、近代麻雀で報道され、DVD化もされる。

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夕刊フジ杯争奪 第10期 麻雀女王決定戦チーム戦準決勝B卓

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東西とも各組4チームずつ(計10組)に分かれ、予選7節を行い優勝チームを決める。
各組優勝チームは準決勝に進出。各卓5チームずつで6回戦を行い
(最下位チームは5回戦終了時敗退)、各卓上位2チームが決勝進出。
決勝は半荘4回戦を行い、チーム戦優勝を決する。

今回はチーム戦準決勝B卓の試合を生放送。
●システム
各チーム4回戦ずつ戦い(計5回戦)上位2チームが決勝進出。
●出場チーム
大阪2組優勝:マーチャオ美影あや&涼宮麻由
美影あや涼宮麻由
名古屋1組優勝:雀サクッ佐藤あいり&池沢麻奈美
佐藤あいり池沢麻奈美
東京5組優勝:小岩RAKURAKU佐藤かづみ&清水香織&茅森早香
佐藤かづみ清水香織茅森早香
東京6組優勝:さかえ松戸店水瀬千尋&水瀬夏海&安達瑠璃華
水瀬千尋水瀬夏海安達瑠理華_001_150-200
東京7組優勝:麻雀BULL中野店上野あいみ&山脇千文美&柚花ゆうり
上野あいみ山脇千文美柚月ゆうり
準決勝B卓ではダントツで小岩RAKURAKUが実力上位でしょう。佐藤・茅森・清水の3人でメンバー構成は不公平感があり過ぎる。攻撃力は言うまでも無く、ポイント計算も上手に出来るメンバー構成だけに1枠は決まってしまったと言っても過言では無いでしょう。
二番手は難しいが、池沢が居る雀サクッと水瀬姉妹のさかえ松戸がイーブンな感じ。ただ、策士でもある山脇が場を乱すような展開で割を喰うチームが居れば難しい展開になるだろう。

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夕刊フジ杯争奪 第10期 麻雀女王決定戦チーム戦準決勝A卓

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夕刊フジ杯争奪第10期麻雀女王決定戦の個人戦決勝からおよそ2ヶ月の期間が空いて間延びした感じはあるが、チーム戦優勝争いの準決勝&決勝が3日間連続で行われる。
2016/06/15(水)はチーム戦準決勝A卓の試合を生放送。
●システム
各チーム4回戦ずつ戦い(計5回戦)上位2チームが決勝進出。
●出場チーム
大阪1組優勝:らいらい荘&牌テンション可南&里見寧々
可南里見寧々
東京1組優勝:clubNPM愛内よしえ&豊後葵&逢川恵夢
愛内よしえ豊後葵逢川恵夢
東京2組優勝:555新宿店シリウス東城りお&優月みか&山田真木子
東城りお優月みか山田真木子
東京3組優勝:KEIO石田亜沙己&井上絵美子&古谷知美
石田亜沙己井上絵美子古谷知美
東京4組優勝:まぁじゃんまっすー和久津晶&澤村明日華&日當ひな
和久津晶澤村明日華日當ひな
準決勝A卓チームメンバーを見ると、clubNPMの愛内・豊後のツートップは協会を代表する実力者だけに上位2チーム抜けでは頭一つ抜けている感じはする。
大阪1組優勝チームの可南も相当打てるので期待も高い。更に、2人構成なので調子が良い方が対局回数多くする事も可能なので多少有利に働くだろう。
全16名の中でダントツの実績と実力で抜けすぎている感じがするのは、「まっすー」の和久津プロだが順位をコントロールするタイプでは無いので、戦略的に序盤から登場してデカトップを獲って日當プロが気楽に打てる環境が整えば、澤村プロが上手く纏める事もできる。
いずれにしても5チームのリーグ戦形式での上位2チーム抜けだけに、その日の調子や運だけでなく戦略的に長けたチームが抜けるだろう。

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第3回女流モンドチャレンジマッチ!

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麻雀プロなら誰しもが出場したいと願うTV対局の一つが『モンド杯』だろう。
様々な意見はあるが確かに連盟重視の人選であったことは間違い無い。
そうした意見を取り入れたのか、最近では固定のメンバーでは無くリーグ戦下位のメンバーが予選から出場する入れ替え戦が行われ、連盟以外の団体のタイトルホルダーにも門戸が開かれた。
そんな中、第3回女流モンドチャレンジマッチ!が行われた。
出場メンバーは
池沢⿇奈美(予選落ち枠) ⽇本プロ⿇雀連盟
二階堂亜樹(予選落ち枠) ⽇本プロ⿇雀連盟
⽔城恵利 (予選落ち枠) ⽇本プロ⿇雀協会
⼤平亜季 (チャレンジ枠) 最高位戦⽇本プロ⿇雀協会
佐⽉⿇理⼦(チャレンジ枠) ⽇本プロ⿇雀協会
童瞳 (チャレンジ枠) ⽇本プロ⿇雀連盟
豊後葵  (チャレンジ枠) ←夕刊フジ杯勝者
東城りお (モンド推薦枠) ⽇本プロ⿇雀連盟
この8名。予選落ち枠だった和泉由希子は産休で出場を辞退。
空いた枠に東城りおが推薦枠(女神降臨などの実績から)で出場となった。

確かに、アンチ連盟方々を筆頭に推薦枠でも連盟プロか?と言うツイートや掲示板の書き込み、ニコ生でのコメントもあるが、興行的に考えれば人気・実力・ビュジュアルなど総合的な判断を運営側はするだろうし、プロ団体の最大勢力である連盟に気を遣うのは当然の事だろう。言い過ぎかもしれないが、連盟にそっぽを向かれたら、モンド杯は維持できないだろう。ネット配信のニコ生やアベマTVでもわかるように、連盟は独自のStudioとチャンネルを持って配信出来るだけの固定ファンがいるし、タレントも揃っている。しかし、最高位戦・協会・RMU・麻将連合などは、スリアロチャンネルからでなければ配信出来ないのが現実なのである。
二階堂姉妹を含む四天王の宮内・和泉は女流モンド杯を支えてきたし、人気もビジュアルも他の女流プロと比較しても遜色が無い、和久津・魚谷も雀力は高いし個性的な雀風で固定のファンは多い。高宮はモンドのシンデレラストーリーを達成しグラビアでも人気がある。黒沢は最近では一歩劣るがトータルで見ればこの中に居ても不思議では無いだろう。
協会からは愛内・水城、最高位戦から茅森とまぁまぁバランスは取れているだろう。なんだかんだ言っても、有料番組なのだから、お金を払ってでも『見たい!』と思われる固定のファンを持った女流プロが出場しなければ、運営側は番組を維持できないのだ。それが資本主義の現実である。

B卓の2回戦オーラスの状況
八万九万八筒九筒二索四索四索五索八索九索東中 東七索

牌スペース五筒五索二筒七筒一索六筒二万八万五索
牌スペース牌スペース牌スペースツモ切り牌スペースツモ切りツモ切りツモ切りツモ切り      ツモ切り←ツモ切り
中s二索s四索s二筒s五筒s一索s六筒s二万s八万s四索y

八万九万七筒八筒九筒五索五索五索七索八索九索東東
リーチ・三色で出アガリ7,700点(ツモなら12,000点)以上の手

この時点で一騎打ちの亜樹の手牌は
二万三万五万五万六万九万九万三筒四筒五筒一索三索三索 二筒
二向聴で三索九万のトイツを重ねて、現物の1索切りか中筋の5萬を切って1-4-7萬(4萬二度引き)に出来れば勝負だが、直撃は激痛になる状況だけに現物を切りつつ廻るしか無い状況になっている。



少し戻って、解説してた宮内が言っていたが、東城は最低でも連荘しなければならない状況だけに、聴牌優先で考えれば有効牌の多さから、9巡目に持ってきた八万をツモ切りせず、五索切りで3-6索の両面待ちと8萬と東のトイツに受けていたら、5索が重なる前に佐月から切られた東を鳴いて1,500点の聴牌としてアガリがあった可能性もあり、スルーしたとしてもリーチ後に東を引いているので3-6索待ちの聴牌となっていた。
3-6索待ちの聴牌時の牌姿は
八万八万七筒八筒九筒四索五索七索八索九索東東東
となり、三色よりは打点は半分になるが両面待ちで、序盤に2索4索が切られ、リーチ前に5索がトイツ(2枚目はツモ切り)で切られている状況から3-6索は無筋だが、対局の状況から拾いやすい河になっている。
中s二索s四索s二筒s五筒s一索s六筒s二万s五索s五索s三筒s九筒s九万y
もちろん、ダマもあるだろうが2,000点を拾ってもそれ程嬉しくない状況であれば、ツモって裏ドラ期待の方が価値は高いと思う。


対局に戻ると、山に4枚残りの7萬が全く姿を見せない中、14巡目に亜樹が廻りながら聴牌。
三万四万五万五万六万九万九万三筒四筒五筒三索三索六索 九万
無筋の6索を切って4-7萬の聴牌を取るかどうかの選択を迫られる。
6索切りでダマもリーチもどちらも正解だろうし、更に廻る選択も正解だろうと思う。自身があがれば終了という一方で、放銃すれば裏ドラもあるルールだけに勝負が決まってしまう放銃になる局面だけに、ギリギリの選択だろう。
結果的に亜樹は現物の3筒切りを選択。
解説の宮内は3-6索は通りやすそう…。と言っており、『7萬引きそうですね。亜樹ちゃん』とも言っている。ここで勝負に出ないとアガリ牌を引く可能性が高いとも指摘してた。
次巡、亜樹は6索勝負ならあがっている7萬を引く。流石「桜花様」である。

しかし、亜樹の雀風からして通りそうでも無筋の6索切り勝負は無いだろう。
状況とすれば、例え東城が12,000点のツモ和了でも条件的に、東城はもう一度12,000点をあがらないと自身のトータルポイントを捲れない状況であり、アガリ止め出来ないモンドルールでは、次局かその次でアガリ切ってしまえば良いので、自身が振り込みに廻って最悪12,000や7,700放銃なら、次局東城は不聴終了が出来るので、東城の条件を軽くする事の方が致命的だと考えるだろう。

結果は、東城の一人聴牌で流局となり、次局に亜樹が上がって亜樹が女流モンド杯の本戦出場権を獲得した。

予選落ち枠で出場予定の和泉が産休で空いた枠に主催者推薦枠として女神降臨から出場した東城は惜しくも高宮の再来とはならなかった。


また、チャレンジマッチA卓は池沢⿇奈美(連盟)vs⽔城恵利(協会)vs⼤平亜季(最高位戦)vs童瞳(連盟)の組み合わせで行われ、所詮トップの池沢が2回戦目は苦しんだが、初戦のポイントを活かして逃げ切った。
女流モンド杯チャレンジマッチ2016 二階堂亜樹 池沢麻奈美

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第10期夕刊フジ杯 東日本リーグ 個人戦準決勝卓組み合わせ

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夕刊フジ杯争奪第10期麻雀女王決定戦の東日本リーグの個人戦プレーオフが14日行われた。

東日本リーグの個人成績上位者16名が、予選点数を持ち越して4回戦を戦い、プレーオフ進出時の上位2名はポイントの優位を生かして危なげなく優月みか(日本プロ麻雀連盟)水瀬千尋(日本プロ麻雀協会)のワンツーで通過。

12位・14位でプレーオフに進出した、魚谷侑未(日本プロ麻雀連盟)浅見真紀(最高位戦日本プロ麻雀協会)が5位~16位までが団子状態だった事も幸いしたのだろうが、見事上位4名に残りストレートで勝ち上がった。

残り2枠を争う5~8位による戦いは、プレーオフに13位と16位で進出した宮内こずえ(日本プロ麻雀連盟)と豊後葵(日本プロ麻雀協会)が勝ち上がった。

プレーオフに3位で進出の逢川恵夢(日本プロ麻雀協会)と4位で進出の山脇千文美(日本プロ麻雀連盟)は卓組の影響や当日の運・不運、調子などもあるだろうが、ポイントのリードを生かせず敗退になったのは、本人が一番悔しいかもしれない。(寧ろ悔しい思いをして欲しい・・・。)

面白いのは、前出の2人を含め上位3位~11位までが見事に敗退となった事だろう。殆どポイント下位の実力者の全力押しの麻雀に圧倒された格好で、敗退となったのは競技麻雀と言う特性かもしれない。

準決勝卓に残ったのは東日本・西日本で連盟3人、協会4人、最高位戦1人と協会勢の勢いが最高位戦を圧倒した感じですね。

準決勝はプレーオフで勝ち残った6名と、西日本リーグの2名、計8名で4月21日(木)11時から行われる。

個人戦準決勝A卓

優月みか(東1位)vs浅見真紀(東4位)vs豊後葵(東5位)vs可南(西2位)
第10回夕刊フジ杯個人戦個人戦準決勝A卓
準決勝A卓は若手2人とベテラン2人と言う構図?豊後も一応若手なんだけど、存在感が・・・。
雀力では浅見>豊後>可南>優月と思われるが、勢いはその逆であろう。
優月は近代麻雀でも2016年注目の女流プロとして特集されるほど、昨年ぐらいからその美貌も相まって業界では注目株。

個人戦準決勝A卓

水瀬千尋(東2位)vs魚谷侑未(東3位)vs宮内こずえ(東6位)vs美影あや(西1位)
第10回夕刊フジ杯個人戦個人戦準決勝B卓
B卓の組み合わせはある意味で「死の組」になった。全員が実力がある。
美影さんはアマチュア扱いだが先日まで協会所属プロだった事もあり、雀力は相当高いので、この組の中に入っても見劣りはしないだろう。

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夕刊フジ杯争奪 第10期 麻雀女王決定戦東日本リーグ個人戦プレーオフ

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チーム戦も兼ねた予選7節終了時点で、東日本リーグの個人成績上位者16名によりプレーオフを行う。
プレーオフは予選点数を持ち越し、4回戦を終了した時点での上位4名が勝ち上がり。9位以下は敗退。残った4名で5回戦目を打ち、上位2名が勝ち上がり。

プレーオフで勝ち残った6名と、西日本リーグの2名、計8名により準決勝を行う。
準決勝は2卓に分かれて3回戦行い、各卓上位2名が決勝進出。
決勝は半荘4回戦を行い、個人戦優勝(=第10期麻雀女王)を決する。

東日本リーグ個人戦プレーオフ
A卓
①+301.8水瀬千尋(協会)⑧+150.9七瀬真実(連盟)⑨+150.8日當ひな(協会)⑯+115.0豊後葵(協会)
第10回夕刊フジ杯東日本リーグ個人戦プレーオフA卓 水瀬千尋 七瀬真実  日當ひな 豊後葵

B卓
②+262.8優月みか(連盟)⑦+151.6米崎奈棋(協会)⑩+148.5佐藤かづみ(最高位戦)⑮+116.8井上絵美子(連盟)
第10回夕刊フジ杯東日本リーグ個人戦プレーオフB卓 優月みか 米崎奈棋 佐藤かづみ 井上絵美子

C卓
③+231.2逢川恵夢(協会)⑥+165.8東城りお(連盟)⑪+138.3夏目智依(RMU)⑭+126.2浅見真紀(最高位戦)
第10回夕刊フジ杯東日本リーグ個人戦プレーオフC卓 逢川恵夢 東城りお 夏目智依 浅見真紀

D卓
④+196.2山脇千文美(連盟)⑤+166.0古谷知美(連盟)⑫+130.3魚谷侑未(連盟)⑬+128.7宮内こずえ(連盟)
第10回夕刊フジ杯東日本リーグ個人戦プレーオフD卓 山脇千文美 古谷知美 魚谷侑未 宮内こずえ

所属団体別のプレーオフ進出者は、連盟8名・協会5名・最高位戦2名・RMU1名
見所は半荘4回戦のプレーオフで上位4名勝ち上がりの4/16なので、ポイント状況から考えると上位2名の水瀬(姉)と優月は4ラスとか喰らわなければほぼ通過しそう。
5位以下はほぼ団子状態で順位点(20-10)だけでなくウマ(TOP賞)の+20pがあるので、別卓の状況が詳細にわからない以上、ほぼ4半荘全てトップを取るぐらいのトップ取り麻雀になるだろうから、基本的には先制リーチが入っても放銃覚悟で前に出ないと勝ち上がれないだろうと思う。
40,000点のトップで素点の+10pと順位点の+20p、そこにトップ賞の+20pが加算で+50pなので4連勝でも+200pになるが、予選1位の水瀬(姉)が+300pなので水瀬が±0pならば、やっと追いつく計算になる。
そんな理由から、一番見応えがあるのは中段順位が集まっている、C卓とD卓だろうと思う。特にD卓は偶然にも連盟4名の対局で予選上位が若手で後塵を拝しているトッププロが巻き返せるかどうかは見物。

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第五期さかえ杯争奪 第1回女流プロチャレンジマッチ

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全国に展開するフリー麻雀荘「さかえ」チェーン店の専属プロや常勤・勤務する若手女流プロがトップ女流プロに挑む形式で行われる「さかえ杯」
年間スケジュール的にはチャレンジマッチが4回行われて、それぞれの優勝者がグランドチャンピョンシップに出場する形式だったはず。

そんな「さかえ杯」は第5期に入って今年も開催されます。
若手女流プロは所属団体に関係無く「さかえ」チェーンに勤務しているプロなので、東京を中心とする首都圏のプロだけで無く、地方のプロも登場することがあるので、地方に住んでいて「さかえ」でいつも対局している可愛い女流プロを応援するのも楽しみの一つかもしれませんね。
【1回戦】★がトッププロ
★魚谷侑未(連盟)vs川原舞子(連盟)vs優月みか(連盟)vs朝水柚菜(協会)
第五期さかえ杯争奪 第1回女流プロCM 1回戦 魚谷侑未 川原舞子 優月みか 朝水柚菜
1回戦のトッププロは最速マーメードの異名を持つ魚谷侑未。所属する連盟のAルールと呼ばれる一発も裏ドラ槓ドラ(当然赤も)が無いルールでは最近調子が悪いが、一発裏ありのルールでは無類の強さを見せている。
彼女に挑む3人は、川原・優月・朝水。川原は東京理科大卒の逸材。優月は典型的なお水上がり(本人も認めて居る)だが、今年は最強戦ガールに選ばれるなど活躍に注目が集まる存在。朝水は本人曰く「フリーで初めてあがった役満は地和」と言う持って居る女流。
雀力的には魚谷が数段上だが、半荘1回勝負の赤入りのフリールールなら何があっても不思議では無いので、チャレンジャーの3人が緊張せず打てるかどうかが勝負の分かれ目になりそうです。

【2回戦】★がトッププロ
★宮内こずえ(連盟)vs中野妙子(連盟)vs東城りお(連盟)vs水瀬夏海(協会)
第五期さかえ杯争奪 第1回女流プロCM 2回戦 宮内こずえ 中野妙子 東城りお 水瀬夏海
2回戦目のトッププロは昨年度所属団体の女流リーグ「女流桜花」のタイトルを奪取した「純白の牌奏者」宮内こずえ。
「手なりの女王」と最近は呼ばれているが、ツモに逆らわず自然に手牌を進行させて和了切るのは案外難しいので、そうしたことを素直に出来る所は流石。
彼女に挑むのは、中野・東城・水瀬(妹)の3人。
中野はさかえグループの「リーダー」(女流プロの教育係?)でチャレンジマッチでは常連。なにかしらやらかしてくれるのである意味楽しみな逸材。
東城は「ミスパーフェクト」と呼ばれるモデル並の美貌とスタイルの逸材。麻雀は攻撃タイプで過去さかえ杯で面前清一色の数え役満を和了しての大逆転をみせるなど、魅力有る打ち手である。
水瀬(妹)は姉の千尋プロと昨年ぐらいに上京し東京で常勤プロとして勤務している。第4回関西女流スプリント優勝という実績もありますので楽しみです。
雀力は当然宮内が上だが、女流桜花を獲ってから調子は良くないので、チェレンジャー3人にも十分チャンスはある。どちらかというと、宮内・中野のベテランに東城・水瀬の若手が挑む構図の卓組。

【3回戦】★がトッププロ
★高宮まり(連盟)vs月江いくこ(連盟)vs水瀬千尋(協会)vs山田真木子(最高位戦)
第五期さかえ杯争奪 第1回女流プロCM 3回戦 高宮まり 月江いくこ 水瀬千尋 山田真木子
3回戦のトッププロは、女流モンド杯に初出場で初優勝というシンデレラストーリーを見せ一気に知名度を上げ、その見事なボディーでグラビアでも活躍する「淑女なベルセルク」高宮まり。
彼女に挑むのは月江・水瀬(姉)・山田の3名。
この卓組は主催者側のビジュアル的な思惑が絶対に入っていると疑ってしまいたくなるようなハネ満カップ3名+山田の構図。
因みに高宮も月江もGカップ(本人が認めています)で水瀬も隠れ巨乳。
また、トッププロに若手がチャレンジと言う構図だが、実際には高宮と水瀬は水瀬の方が1歳年上。
雀力は高宮・水瀬が同じレベルと思われる。水瀬は第1回関西女流スプリント優勝、第7回夕刊フジ杯個人戦優勝者。
そして「空気を読まないオンナ」山田。彼女は初登場のさかえ杯で東1局で四暗刻をツモ和了。昨年はほぼ勝負が決してる南3局の親番で大連荘して10万点オーバーするなど、ある意味「空気を読まない」タイプと言うか、麻雀に真剣に向き合うタイプ。
麻雀の対局もそしてビジュアル的にも楽しめる卓組。
特に男性諸君は天カメ映像に釘付けかもしれない。

【4回戦】★がトッププロ
★二階堂亜樹(連盟)vs森恵里佳(連盟)vs古川彩乃(連盟)vs中里春奈(最高位戦)
第五期さかえ杯争奪 第1回女流プロCM 4回戦 二階堂亜樹 森恵里佳 古川彩乃 中里春奈
4回戦のトッププロは名実共にトッププロの1人である「卓上の舞姫」二階堂亜樹。昨年の第四期さかえ杯GC優勝者でもある。
チャレンジャーは森・古川・中里の3名。
森は連盟31期なのでプロになりたての本当に新人プロ。恐らく映像対局も初登場では無いだろうか?古川も森と同じく31期生。古川は昨年のプロクイーンでベスト8まで予選から勝ち上がっているので相応の実力はありそう。
中里はどちらかと言えばベテランの域に達している。個人的には中里も胸は大きいので3回戦の山田と代わっていた方が面白かったと思う。
実力的には亜樹プロが数段上だが、対応型タイプなので森・古川とは恐らく初対戦になるので、若手2人が恐れること無く直線的に前に出てリードする展開になると見応えがある対局になる予感はあるが、亜樹プロがリードする展開になれば盤石となり、逆に当たり牌のビタ止めなどが見られそうです。

各卓のトッププロにさかえチェーンの常勤やゲストが多い若手プロがチャレンジする形式で対局が行われ、トップのみが決勝進出。
決勝は1回戦で優勝者が決定!

MC&実況:日向藍子(最高位戦)
画像にマウスを置くと日向プロのマル秘映像が・・・。
日向藍子 ラブフェニックス
解説:佐々木寿人/山田浩之
4回戦・決勝解説:佐々木寿人/前原雄大

MC&実況はいつも通り「ラブフェニックス」日向藍子。
個人的には白河雪菜亡き後、実況では彼女の右に出る女流は居ないと思われる。
手順、手筋、牌理にも明るく、局面局面での選択なども上手に拾い解説者に問いかけるタイミングも抜群に上手く、待ち牌のカウントも早い。
解説者へのツッコミも上手で、特に佐々木との掛け合いは所属団体の枠を越えて、長年のパートナーの様に息の合った実況解説になっている。

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