大和証券 Mリーグ2022-23シーズン 2023年03月17日(92/94)終了時

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大和証券 Mリーグ2022-23シーズン 2023年03月17日(92/94)終了時

チーム戦は暫定首位の風林火山が600p超え、2位のKONAMIが500pで盤石。セミファイナルに進出した時点でポイントが半分になるが、それぞれ300pと250pを持ち越せるのは大きいし、3位以下と離れているので、相当有利だろう。絶対とは言えないまでもファイナルは75%程度の確立で進出できると思う。

争いは暫定3位と4位の椅子の確保だが、セミファイナルの最終日に打てるメリットはそんなに大きいアドバンテージにはならないだろう。目標の数字が明確だからと言ってその数字を出せるかどうかは、相手が3人も居る麻雀と言うゲーム性から言っても簡単では無い。

レギュラーシーズン敗退争いは事実上決した格好である。雷電とドリブンズの差が450pは僅か2試合で逆転するのはいくら麻雀でも不可能な数字。今季の半荘最高得点首位の黒沢選手(雷電)のスコアが112,700点で132.7pである。Mリーグのラスの平均ポイントが大体▲65p程度なので、雷電が2連続ラスで▲130p程度しか減らさないとすると、320pは自分達が叩き出すしか無い数字なので、2試合とすると1試合へ金160pと言う事なので、持ち点で13万点オーバーを2回連続で叩かないと無理だと言う事です。数字上は不可能では無いかも知れないが、他の3チームが指を咥えてやられっぱなしになることは考えにくいので、直接的に勝負せずとも、他3者が上手く鳴きを入れるなどした選手にアシストして、局を消化することぐらいは容易いので、実質的に無理である。今季のMリーグは12月頃から好不調のチームが明確に別れ、特に不調のチームは浮上すら出来ずに終わったと言って良いシーズンだったと思う。

注目は個人賞で、特にMVP争いは激化している。一部では6位の園田選手(ドリブンズ)まで可能性があると言われているが、個人的にはそれは無理だと言わざるを得ない。万が一、チーム全員と運営企業及び監督がファンに対して『今シーズンのレギュラーシーズン敗退は受け入れ、園田選手のMVP獲得を目指す。』と明言すれば別だろうが、あくまで最終戦が終局するまで戦う事を前提とするなら、親番では絶対に「オリ」の選択が出来ない麻雀になるので、2連勝はほぼ不可能だろう。残るは最終日に打てる勝又選手(風林火山)と松ヶ瀬選手(風林火山)だが、こちらも2連投は必須で2連勝か1着-2着或いは2着-1着が最低条件になるので、中々難しい。そのポイントがターゲットになる最大の理由が、卓組である。MVPを争う伊達選手(KONAMI)と瑞原選手(パイレーツ)そして本田選手(雷電)が3/20(月)に同卓になっているので、もう1チームのフェニックスが2連勝したとしても、誰かは2着になるので、ポイントが減るのは、2-4着・3-3着・4-2着のケースだけなので、減らしたとしても30p~40p程度になるので、最終日で別日の対戦は有利ではあるが、1-2着か2-1着は必須になる。更に誰かがトップを獲ると殆どの場合は、ポイントが上積みされるので2連勝しないと届かないポイントになってしまう可能性が非常に高いのです。風林火山はチーム状況からすると、4着回避率の個人賞が出場しなければ獲得できる勝又選手は温存し、亜樹選手は3着でもシーズンマイナスになる可能性もあるので温存だろう。そうなれば瑠美選手か松ヶ瀬選手の選択だと考えれば、可能性がある松ヶ瀬選手を出す可能性が非常に高いが果たしてどうなるか楽しみではあります。

上位三人の直接対戦は1戦目から出場するのは間違い無いでしょう。仮に自分がトップでライバルを3着4着に出来た時だけ、2戦目はゲーム回しが上手い選手が出るという選択肢は残るが、それでも出場せずに逆転されたときには悔いが残るだろうから、チームとしても連投前提で考えて居るでしょう。

毎年思うのだが、やはりチーム戦もレギュラーシーズンで一旦精算するシステムの方が明確だと思う。年間94試合の長きに渡って勝負を繰り広げてきた訳なので、シーズンの1位通過というのではなく、シーズン優勝はポイントを1/2&1/2にした短期決戦で決めるのでは無く、そのままで優勝・2位・3位を決め賞金を出して精算し、ポストシーズンはファイナルで優勝する1チームだけに、ボーナス支給と言う形で戦う方式の方がスッキリするような気がします。

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