第1回女流モンド新人戦 優勝者は日向藍子

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女流モンドに出場するプロをある程度入れ替える方策をこの数年間行ってきたが、そのメンバー選出方法に公平性を欠いているとの指摘があったかどうかは定かでは無いが、確かに知名度で選出されていた感は否めないので、一定のルールに基づいた選出方法として創設された「女流モンド新人戦」

仕組みは1次予選・面接・2次予選を行って上位8名による準決勝(それぞれ2名勝ち上がり)・決勝(半荘2回戦)
多少、これまで女流モンドへの出場予選への枠が設けられていた、野口賞に似ていおり、今年から野口賞の優勝者にモンド杯への出場枠が無くなった事を考えると、野口賞の振り替わりと考えるのが良さそうです。

準決勝に勝ち残ったのは、
小谷美和子 (日本プロ麻雀連盟)
菅原千瑛  (日本プロ麻雀連盟)
多田ひかり (日本プロ麻雀協会)
日向藍子  (最高位戦日本プロ麻雀協会)
石田亜沙美 (日本プロ麻雀連盟)
中山百合子 (日本プロ麻雀協会)
早川林香  (日本プロ麻雀連盟)
和國加依  (日本プロ麻雀協会)
この8名。
「日本プロ麻雀連盟」・「最高位戦日本プロ麻雀協会」・「日本プロ麻雀協会」・「麻将連合」・「RMU」の5麻雀団体の若手プロ雀士対象の公募形式大会ではあったが、準決勝卓に残った8名の内訳は連盟4名・協会3名・最高位戦1名と言う結果。
在籍人数からすればある程度順当な感じではあるが、最高位戦から日向のみと言うのは少し寂しい気がする。
しかも、この8名は多少露出度の差はあるモノの、それなりに知名度がある女流プロなので、それなりに実力も伴って居なければ勝ち残れない事から、面接はある一定の効果はあるのだと思われる。

さて、決勝に残ったのは
菅原千瑛  (日本プロ麻雀連盟)
日向藍子  (最高位戦日本プロ麻雀協会)
石田亜沙美 (日本プロ麻雀連盟)
早川林香  (日本プロ麻雀連盟)
の4名。
連盟3人と最高位戦1名となった。
女流モンドルールはどちらかと言えばウマオカがあるトップ取り麻雀なので、協会所属プロの方が打ち慣れて居るように思えるが、綺麗に3名とも脱落したのは興味深い。

決勝は1回戦で日向がトップ、2着に菅原となり、3着に中山、ラスは箱割れの早川となり、全2回戦の短期勝負だけに、2回戦目は日向と菅原の直接対決の様相。
中山はトップ必須+日向と菅原の着順も気にする必要があるだけに苦しい対戦を強いられる。
菅原は単純にトップを取ればほぼ日向を捲るので、日向としても菅原だけには放銃出来ない状況になっている。

結果は、勝負する局面ではリスクを恐れず前に出た日向が見事、第1回女流モンド新人戦のタイトルを奪取
日向藍子
彼女は麻雀番組のMCとしても評価が高い女流プロで、プロを引退した白河雪菜プロと双璧を成すほどの実績がある。
麻雀の実力も、最高位戦の女流最高位決勝卓に残るなど数多くのタイトル戦で準決勝や決勝卓に残るだけの高い実力を持っている。
しかし、これまであと僅かの所でタイトルを獲ることが出来なかったのは、彼女の優しやが勝負所で「弱さ」として前に出ることを躊躇った事が原因であることが多かったように思う。

新人戦とは言え、一定以上の知名度と実力を兼ね備えた女流プロが何らかのタイトルを獲ることで一気に飛躍することがあるので、彼女の今後の活躍には期待したい。

なお、彼女の公式Twitterアカウントは
https://twitter.com/hinaai0924

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