タグアーカイブ | 麻雀

大和証券 Mリーグ 2022-23シーズン 2023-1-20(60/96)終了時結果

LINEで送る
Pocket

大和証券 Mリーグ 2022-23シーズン 2023-1-20(60/96)終了時結果


大和証券 Mリーグ 2022-23シーズン 2023-1-20(60/96)終了時結果
長いシーズンも各チーム60試合を消化。
上位は相当安泰な状況。風林火山やKONAMIは同卓する他チームの着順を意識してある程度操作することも既に考慮に入れる時期に入っている。
それは3位・4位のパイレーツ・アベマズも同じ。6位・7位・8位が争ってくれれば、ひとまず自分達がレギュラーシーズンの敗退は無いので、レギュラーシーズン敗退争いを3チームでしてくれるのは嬉しい。
3チームが敗退争いしていると何故上位のチームが有利なのか?
簡単に言えば、無理な勝負をしてくる事が多くなるので、自分達の和了が多くなり易い。と言う構図が生まれやすくなるからです。
シーズン前半や中盤なら、我慢して「オリ」を選択出来た局面でも、加点の為に無理してでも押す選択になり易い。
例を挙げれば、先制リーチに対して、自分の手牌に満貫が見えていても一向聴ならオリの選択をしていたのが、3900点や5200点程度の二向聴でも押し返す(勝負する)選択をせざるを得ない事が多くなる。と言う事。

一方でトップを獲りやすくなると言う考えもあるが、上位チーム同士で僅かな点数差で着順が変わるなら、協力してあげてトップに引き上げてあげることは20pの加算を防げるが、それはオーラスで自分が着順アップが望めず、トップと2着が出アガリ5200点程度の微差の場合のみ。

昨シーズン▲1200p以上のマイナスを記録的な大敗した雷電も厳しかったが、今年のドリブンズも厳しい。今季は敗退が決まったと断言しましょう。
ライバルはフェニックスでは無く、6位のサクラナイツなので、その差が約500p弱なのでトップ-ラスを4連続出来たら縮まるが、あくまで机上の話しですし、直接対局は組み合わせ上2試合に1回しかない。
そもそも60半荘消化してチームで8勝して出来ていないチームが、無理な勝負もしなければならない事が多くなる半荘で、そんなに簡単にトップが多く獲れるはずも無い。
あくまで個人的な意見ではあるが、女流の参加を規定で決められた時に「育成枠」と言う独自の方法で、オジサン3人よりも明らかに雀力が劣るであろう女流の試合数を少なくする事で、女流のマイナスポイントを補っても戦えると言うある意味「傲り」があると言える。
運の要素が多く有り、1半荘毎に面子も変わるので、実力差が出にくいMリーグでは失策と言われても仕方の無い選択だったと言わざるを得ないだろう。


LINEで送る
Pocket

大和証券 Mリーグ 2022-23シーズン 2023-1-13(56/96)終了時結果

LINEで送る
Pocket

大和証券 Mリーグ 2022-23シーズン 2023-1-13(56/96)終了時結果


全94半荘の長丁場も2/3が終わろうとしている。
上位の2チーム(KONAMI&風林火山)は+300pオーバーとほぼ安心できる状況。
中団の3チーム(雷電・ABEMAS・パイレーツ)は、これからが正念場だが、好調な選手も必ず居るので連続ラスなどが無ければプラスのポイントを活かして上手く立ち回れるでしょう。
下位の3チーム(サクラナイツ・フェニックス・ドリブンズ)は相当厳しいが、ターゲットのサクラナイツと200p差があるので、レギュラーシーズン敗退が掛かる2チームは正念場と言うよりは既に背水の陣でトップ必須の麻雀にシフトする必要が出てくるだろう。

麻雀と言うゲーム性で言えば、好調者が次の試合も調子が良いと言う事は無い筈だが、意外にもトップが獲れない選手は何故か獲れないし、好調者は鳴いても待ち枚数が少ないリーチでも捲り合いに勝ってしまう。
上位のチームは好調者が2人居る状態で、連敗をせず、苦しい半荘で結果的にラスを喰らっても連敗しない。そしてトップを獲るのでポイントが加算されていく状態になる。チーム戦なので1人はプラスマイナスゼロ付近で堪え、1人が不調でもそのマイナスを2人の好調者が余裕で返済している状態。
下位のチームは2人が不調で泥沼から抜け出せない状態が何故か続く。劣勢になることが多く、捲り合いでも残って居る枚数で勝っていても負ける事が多く、綺麗に和了が決まっても裏ドラが乗らずに打点が増えない。そして1人がギリギリプラスマイナスゼロで堪え、もう一人が若干のプラスで、マイナスの2人分の負債を返済出来ない状態が続く。

LINEで送る
Pocket

大和証券 Mリーグ 2022-23シーズン 2022-12-16終了時結果

LINEで送る
Pocket

大和証券Mリーグ2022-23シーズンチーム成績グラフ
大和証券Mリーグ2022-23シーズン個人成績グラフ

大和証券 Mリーグ 2022-23シーズン 2022-12-16終了時結果

首位のABEMASは安定しており、今週は▲10p弱で纏めた感じ。白鳥選手がラス無しの記録が途絶えて連続ラスとなったが多井選手が安定すぎる感が半端ないですね。コロナ感染で休んでいた日向選手の調子がどうなのか?興味深いですね。
2位の風林火山は少々ブレーキだが瑠美選手の大きいトップで▲49.5pと小さいラス1回分で踏み止めたのは大きい。
3位のKONAMIは▲8.9pと結果的に良かった感じです。高宮選手のトップが大きかったですね。
4位はパイレーツで小林選手の2連勝はチーム全体(小林選手以外)として安心したでしょう。
5位は雷電で本田選手が絶好調。3連勝後に2着1回を挟んで更に3連勝と個人首位独走中。まぁチームの中に個人最下位も居るという不思議なチームですね。
6位のサクラナイツは4人共に調子が上がってこない感じ。唯一プラスの岡田選手も僅か7.3pと全く安心できないが、内川選手も渋川選手もトップ1回でプラス圏に復帰できるので、無理にトップを狙わずラスを取らずに進めれば回復しそうです。
7位は最下位を脱したドリブンズ。今週は+90.9pと荒稼ぎ。6試合連続連対を一気にポイントを稼ぎましたが、その反面、連続逆連対もあるので安心は出来ませんね。
8位は不調のフェニックス。直近10半荘で▲269.4pと絶不調。ラスが多いのが気になりますね。

2022年の試合も各チーム4半荘となり、シーズン前半が終了します。
まだ、半分ですからね。と各選手が言うでしょうが、既に半分の試合が済んでいますし、ポイント差があるので全くフラットの状態では無いので、上位チームは選択の幅が拡がり、下位のチームは選択の幅が狭まり不利な試合になりがちです。

LINEで送る
Pocket

大和証券 Mリーグ 2021シーズン チーム成績表 2021年12月28日(50/90)終了時

LINEで送る
Pocket

大和証券Mリーグ2021レギュラーシーズンチームスコア
大和証券Mリーグ2021レギュラーシーズンチームスコアグラフ

大和証券 Mリーグ 2021シーズン チーム成績表 2021年12月28日(50/90)終了時

Mリーグは年を跨ぐスケジュールとなっており、2021シーズンとは言っているが、本来の表現は2021-2022と表記するのが良いと思う。優勝決定が2022年なので2021シーズン優勝と言われても一年ズレる。まぁ麻雀を趣味とする人口比率的にプロ野球を見る年齢層が多いことから、プロ野球のシーズンオフに行う事にしたと言われているので仕方の無いことですけどね。

年内最後の対局は月曜と火曜の計4半荘となった。

暫定首位で新年を迎えることが出来るのは、KONAMIとなった。滝沢がラスながら寿人が2着で粘って300pオーバーを持って残り40戦をどのように戦うか見物。ただ、攻撃的な打ち手が多く「トップラス上等」と言うチームなので下手にポイントを守るような麻雀にはならないでしょう。

一時は600p越を記録していた風林火山は暫定2位で年越し。トップが無く、マイナス続きだったチームに松ヶ瀬がトップを持ち帰ったのは一安心。9連続2着だった亜樹がラスだったが、松ヶ瀬のトップでトータル200pオーバーで持ちこたえたのは大きいが、単純に4ラス(2日間)でプラスマイナスゼロになるので決して安泰では無い。

3位で2021年を終えたのはチーム年内最終試合で内川-堀のリレーで連勝し100pオーバーで終了。チームとしては内川が本調子では無い感じはするが、堀が安定しており、個人成績でも暫定2位に浮上しており、沢崎も本来の調子で要所要所の半荘でトップを持ち帰る安心感がある。残るはMリーガー全32人で唯一トップが無い岡田がバランスを崩さない事が大事かもしれない。

4位で終えたのは、中々浮上しなかったフェニックス。茅森2着で最終戦で東城が自身2勝目のトップが大きい。近藤は復調しており、魚谷も悪くない。茅森は相変わらずで、少々心配な東城が2勝目を勝ち取ったことでチームとして誰かをカバーする必要が無いだけに、個々の麻雀を打てる可能性が高く大崩れしないイメージだ。

暫定5位はアベマズ。多井は未だにアイドリング状態。その分、白鳥・松本が安定しているので、日向が復調すれば上昇してくるでしょうが、対戦相手が堀や園田・たろう、石橋などの癖のある鳴きを多用した麻雀には苦戦しているイメージがあるので、出場の順番を監督がどうするのか見物です。

レギュラーシーズン敗退ボーダーの6位は毎年この位置をウロウロしている感じのパイレーツ。机上の計算ではプラスマイナスゼロならセミファイナル進出出来るとは言え、そんなに都合良くポイントを合わせることなど麻雀では難しいので、小林一人に頼り切りのチーム運営は危険。なんだかんだ言って朝倉は不安定だし、石橋は相変わらずレギュラーシーズンはマイナス。瑞原がプラスで、昨シーズンまでの小林と立場が入れ替わっている感じ。

レギュラーシーズン敗退ゾーンの7位はドリブンズ。兎に角、村上の不調が最大の要因。個人で370p以上のマイナスは致命的。他のメンバーも二桁ポイントしかプラス出来て居らず、好調者が居ないので、より村上に責任がのし掛かる。不安要素の丸山が成長して来ていて精神的にも弱さが余り見えなくなってきているので光は見える。しかし、残り40半荘なので直接対戦がおよそ15半荘前後なので、250p弱の差は結構大きいビハインドなのは変わらない。

ダントツの最下位に沈んでいるのは雷電。個人的には雷電はプロ野球で言う阪神では無いかと思う。根強く決してファンを止めない「ユニバース」に支えられているチームなので、『面白い』麻雀を貫く方が良さそう。なにせ、チーム最上位の黒沢が▲14.0pの21位。萩原25位・瀬戸熊29位・本田30位と黒沢以外プラスに転じる未来が見えない。ただ、男性陣3人共に決して悪い麻雀を打っているようには見えない。単純に一向聴が長かったり、リーチ後にツモれない・裏ドラ乗らない、そして親被りが多いだけに思えるので、復活は出来ると信じたい。

50半荘終了して役満は出現しなかった。また、未だにトップが獲れていない選手が年越しを迎えたのもシーズン初でしょう。年明けは3日から始まります。

【ABEMA】大和証券 Mリーグ2021を観るなら「ABEMAプレミアム」大和証券 Mリーグ
LINEで送る
Pocket

大和証券 Mリーグ 2021シーズン 成績表 2021年10月15日(8/90)終了時

LINEで送る
Pocket

Mリーグ2021シーズンの2021年10月15日対戦結果。

第①試合はサクラナイツ沢崎誠がトップ。2着にパイレーツ石橋伸洋。3着雷電黒沢咲。ラスがドリブンズ村上淳。

第②試合はトップに雷電瀬戸熊直樹。2着ドリブンズ園田賢。3着フェニックス近藤誠一。ラスがサクラナイツ内川幸太郎。

4節(各チーム8半荘・全16半荘)終了して、暫定首位は雷電。

雷電は瀬戸熊のトップで早くも全員が一回トップを獲って4勝目。同じくチーム4勝は風林火山だが、松ヶ瀬が3勝、亜樹が1勝で、瑠美と勝又に勝利が無い。(勝又は全32選手で唯一出場していない)

その他では、サクラナイツとフェニックスが2勝で、その他はまだ1勝。ラスが1回しか無いパイレーツが4位なのはチームの特色が出ているような気がする。

LINEで送る
Pocket

コロナと雀荘

LINEで送る
Pocket

緊急事態宣言で雀荘も休業要請の対象となって、多くの雀荘経営プロが雀荘継続の為に苦労している。

ビジネスをすれば経営者として、様々な状況に対してリスクを受け入れながら利益を追求しなければならない。ただ、問題は知名度の高い麻雀プロが経営する雀荘は客との距離が近いので、同情を集めやすいと言う部分でしょう。

幾つかのプロ雀士経営の雀荘がクラウドファンディングなどを使い資金を募って経営の危機を乗り越えようとしている。経営者としてはありとあらゆる手段を取って事業を守り継続するのは当然の事だが、この手段を取れるのは本当に限られた知名度が高いプロが経営する雀荘だけだと言う事で、知名度の低いプロ雀士がオーナーの雀荘や実質的なオーナーが別に居る雀荘はこの種の手段を使えない。ひたすら我慢するか、経営的な判断で閉店を決断する事になるだろう。無担保・無利子の融資を受けたとしても借金であることには変わりない。返済の義務は負うのだから、常にギリギリの経営では返済もままならないだろう。

問題の本質はコロナでの休業要請では無い。YouTubeの麻雀遊戯王チャンネルの麻雀遊戯BARのコーナーにゲストとして招かれた藤田晋氏(株式会社サイバーエージェント代表取締役社長でありMリーグ機構のチェアマン件、渋谷ABEMAS監督)も話をしていたが、兎に角、雀荘が儲からない仕組みを自ら延々と遣っていると言う事。

経営面で考えれば致命的だ。資産運用というか、遺産相続のためか学生街や大学の近くにある雑居ビルのオーナーが家賃が無いから始めた雀荘などを除けば、3~4卓の規模ならそこそこの家賃は発生する。地方なら格安かもしれないが、首都圏や地方都市なら1店舗あたり最低でも5~10万の賃料は発生するだろう。そこそこの大箱なら20万~30万は必要で、条件次第でそれ以上かもしれない。そこに水道光熱費、微々たるモノかもしれないが、おしぼりやフリードリンク代。そして最大の支出が占めるのはスタッフの給料。殆どはシフト制のアルバイトスタッフだろうが、オンレート店では固定給は格段に低く設定されて、不足分は麻雀で勝って稼げ!と言う仕組みだ。アルバイトスタッフで考えれば時給1,000円で常時3人として12時間営業で最低でも36,000円になる。運営上休憩時間もあるので4人になる時間も考慮すると40,000円は給与で出る計算になるので月額で120万だ。更に、後は開業時の改装費用や自動卓代の返済などもある。返済は別として運営するだけで月額150万円近いお金が出ていくだろう。セット専門で従業員は常時1人で良い雀荘は今回は対象外。

支出が月額150万円だとして、収入は?と言えば基本的にはゲーム代のみ。これがほぼ20~30年前と変わらない。都内でも1ゲーム400円~500円。500円として4人なので2,000円。東南の1半荘なら1卓の半荘が早くても1時間。12時間フル稼働させて24,000円の売り上げになり、4卓稼働の満卓なら96,000円だが、恐らく勤め人が来店する18時以降に混雑し、あとは土日祝日などはオープンからそこそこ稼働するだろうが、おしなべて考えれば稼働率50%~60%が良いところだと思う。つまり日額50,000円の売り上げなので、月額150万円。

計算上は成り立っているが、これでは経営者の給料が出ないし、初期投資を回収出来ない。経営者自らスタッフに入るなど色々やり繰りして支払いをもう少し下げ、売り上げを上方修正しても、自分が生活出来て初期投資分を返済してトントンとなり、全く余裕が無い状態になる。東風専門で営業すれば、1ゲームが短くなるが場代を下げないと東南雀荘と比較すれば割高になるので、結局は1ゲーム350円程度に下げてゲーム数を増やすことで売り上げ増を狙っているが、焼け石に水状態は明白。これでは、なんらかのトラブルが発生すれば忽ち立ち行かなくなるのは明白。

そもそも、雀荘の唯一の収入源である場代を考えて見よう。現代社会で勤め人が1時間500円で遊べる場所が他にありますか?漫画喫茶やネットカフェならパック料金を使って1時間400円程度なので同等だが、個人的には暇つぶしの域を超えないと思える。ドトールなどでコーヒー飲んでも1杯300円程度だし、スタバなら500円。一昔前の呼び方だが、純喫茶でマスターが拘ったサイフォン方式で煎れた珈琲を飲めば600円~900円は必要でしょう。映画を映画館で観れば1,800円前後必要。1本2時間なので半分で計算しても900円になる。勿論、飲み物代は有料(笑)。つまり、麻雀をドリンク付きで楽しむと考えれば1半荘安くても800円は必要で、プロ雀士が常勤しているなら1,000円程度の料金設定でも不思議では無いって事だ。

場代が1ゲーム1人1,000円なら、それこそプロ雀士もゲストで呼べるだろうし、常勤の女流プロへの給料も充分な金額を設定出来る。人気や知名度の高いゲストプロなら同卓券を別売すればゲストプロへの依頼料も賄える。つまり、雀荘を経営として考えれば支出差額を日額25,000円~30,000円出せるような料金設定にすべきなのに、自分たちでデフレ状態を作り出し、自分たちで経営難を招いているだけなのだ。全国麻雀業組合総連合会が一致団結して値上げに踏み切る必要があるし、その時期に来ていると思う。

LINEで送る
Pocket

Mリーグ2019開幕2週後

LINEで送る
Pocket



自分のTwitterが麻雀と投資(FXがメイン)関連ばかりをフォローしている影響もあるけど、それなりにMリーグ2年目も順調に話題にはなっているんだと思う。
チームも前年の7チームから8チームになったことで、対局日と組み合わせがわかりやすいのが良いですね。例えば月曜に試合がある4チームは火曜の試合には出ないので、応援しているチームや選手がいつ出るのかもわかりやすい。
また、全チームが女流を必ず一人入れるレギュレーションになり、対局に華やかさが加わって更なるファン獲得にもつながるような印象を持つ。
勿論、男子トッププロの駆け引きも見物だ。
さて、開幕2週の序盤戦で好調チームと不調チームがそれなりに別れた印象になった。
現在首位のフェニックスは開幕戦で魚谷が幸先の良いTOPを取った勢いそのままに各選手がノビノビと自分の麻雀で好成績となっている。デビュー初戦の和久津選手はハコラスの洗礼を受けた格好だが、雰囲気に慣れれば問題無いだろう。
フェニックスの極めつけは10月11日の麻雀忍者こと藤崎智(麻雀格闘倶楽部)選手のデビュー戦での今季初役満を成就させてデカトップが凄かった。
セガサミーフェニックス近藤誠一のMリーグ2019初役満






2位の風林火山は昨シーズンのラス回避率上位を3人が占めた安定感を持ちつつも、多少攻撃寄りになった感じで、ラスを取ることもあるがTOPを取る麻雀で楽しみ。
3位の今季から参入したサクラナイツも好発進と言えるだろう。エースの内川選手がイマイチだが新人プロでもある岡田選手は並み居るトッププロ相手に堂々の麻雀を打っている。そして沢崎選手の安定感がチームとして纏まりがある。SNSを中心に現代麻雀とはかけ離れた昭和を感じさせる沢崎の麻雀を批判するモノも見受けられるが、ある程度限られた選手同士でリーグ戦を行う場合には、その局やその半荘だけでなく印象付けなども気にして打牌選択をしているような気がする。
心配なのは6位のPiratesと8位のドリブンズだ。
麻雀格闘倶楽部は高宮選手が好調なうちに寿人選手の調子と前原選手の安定感が戻れば、成績は上がってくるだろうと思う。
Piratesが心配なのは、ラスを回避しつつ効率の良い牌選択で和了を獲り行く現代麻雀なので安定した成績を残しやすいが、半荘の序盤で大きな失点をしたり、捲り合いで負けるなどするとラスを引かされやすいのも事実。辛うじて今年から加わった瑞原選手が2連勝スタートでポイントを稼いだが、石橋選手が一桁プラス、小林選手が約▲40ポイント、新婚の朝倉選手に至っては個人成績最下位と苦しんでいるだけに、瑞原選手の研究が進んである程度対応され始めると、ポイントを稼ぐのが苦しくなる可能性が高く、多少無理して勝負に出る局が増える事でマイナスを増やしてしまいそう。
一番心配なのはドリブンズ。昨年の優勝チームという気負いがある訳では無いだろうが、チームで唯一トップを取っている村上選手が40pプラスだが、園田選手が▲64pと苦しく、たろう選手が個人成績ブービーの▲100p超では流石に苦しい。しかも、今季から加入した女流の丸山選手はまだプロ1年目のド新人。サクラナイツの岡田プロもプロ2年目だが、TV対局などには沢山出ているので新人だが度胸は据わっているし、多少微妙な牌選択もあるが、恐れずに打っている。育成過程も見て欲しいとチーム監督はコメントしているが、それなら育成枠を設ければ良く、選手として出せないプロをドラフトしたのであれば、日々活動しているプロへの冒涜に等しいとも思う。

まぁまだまだ始まったばかりで、各選手1~2戦程度しか登場して居ないので、今後は全然わからないが、チームの成績が悪ければ当然、対局時の打牌選択に少なからず影響が出るのも麻雀。本来なら和了を取りに打点を下げるところを打点を追う事も出てくるだろう。そうなると抜け出せない負のスパイラルに陥ってしまう。
いずれにしても、「観る麻雀」ファンは忙しい日々が続く。

LINEで送る
Pocket


麻雀最強戦2019女流プレミアトーナメント決勝

LINEで送る
Pocket

麻雀最強戦2019女流プレミアムトーナメント

麻雀最強戦2019女流プレミアトーナメント決勝。

金本委員長のデス予想は華麗な技で勝ち上がった「水口美香」プロ。

これまでのプレミアムトーナメントは4人目の勝ち上がり者がそのまま優勝しファイナルへの切符を手にしている事が多いが、結果はデス予想をモノともせず、水口が優勝した。

東1局から手がぶつかる展開で、水口が筒子の混一色に向かい、高橋がそこに果敢にリーチするも、フリテンになる9pを引き戻した豊後がド高目1s(ドラ)の面前ピンフチャンタドラ1の蹄リーチ!

これを高橋が一発で1sを引いてしまい放銃。12,000点リードとなった。

東2局。勢いに乗った豊後は迎えた親番でドラ9pを暗子にして3-6mの先制リーチ。一発裏ドラのあるルールだから当然のリーチだが、結果論で言えばダマにしてダブ東ポンテンに構える事も出来たので、最高形で24,000点があっただけに、追いかけた水口が嵌張7mツモで豊後のリーチを躱したのは大きかった。

東3局は豊後が3面張のリーチも一人聴牌で流局。

東4局。親番茅森がこれまで静かにしていた鬱憤を晴らすかのような先制親リーチを敢行するも、東1局で大きく点棒を減らした高橋が追っかけリーチし、茅森から一発で仕留めて8,000点の出和了。

南入り

高橋20.7 豊後35.5 水口30.1 茅森13.7

水口が先制リーチ。親番高橋が無筋を2筋押して追っかけリーチするも2人聴牌で流局。高橋は親権維持。

南1局1本場。豊後にドラ8s暗子の配牌を一通の辺張3sダマに仕上げて、茅森から出和了で仕留めて一歩リード。

南2局。高橋がドラ4sを暗子にしての先制リーチ。この局も茅森の放銃となり茅森はオーラスの親番があるとは言え箱下に沈んだ。満貫を上がった高橋は3番手ながらTOP目の豊後とは15,100点差。

南3局。これまで放銃が続いていた茅森が三色崩れながらピンフの先制リーチをツモリ上がる。

オーラス

ラス目の茅森は和了続けるのみ。

二番手の高橋は豊後からの満貫直撃か倍満ツモ。三番手の水口も同様。ただし、絶対降りない茅森からリーチ棒が出れば両者ともハネツモOKとなる。

西と9sのシャンポンで豊後が聴牌を入れてダマ。茅森も聴牌するが嵌張待ちなのと手替わりを見てダマとするが、3巡後にリーチ。これを受けてダマ聴牌の豊後が降りに廻る。茅森の一人聴牌で流局。

南4局1本場。リーチ棒が残ったので、高橋と水口はハネツモOKとなる。

茅森が嵌張の8pで先制リーチ敢行し一発ツモで4,100ALLで19,200点として4,000は4,200ALLでほぼ並びとなるまで持ち点を回復。

南4局2本場。茅森がポンテンの嵌張3sの聴牌を自身でツモリ、豊後と14,400点差の二番手に浮上。4,000ALLで捲る点差にまで近寄る。

南4局3本場。茅森や辺張の3sの先制リーチ。高橋もジュンチャン三色の聴牌を入れる。そして豊後もピンフドラ3の両面待ちの聴牌が入るが3sが放銃となり茅森が逆転TOP目になる。

南4局4本場

高橋21.2 豊後27.7 水口20.6 茅森30.5

豊後の放銃によって、高橋、水口ともに条件が軽くなった。高橋は1,300-2,600ツモ。水口は2,000-4,000ツモ条件になった。

水口4巡目にがメンタンピンイーペーコーorドラの4-7p先制リーチ。豊後が七対子の聴牌を入れるが安全パイの發を切って2pを残すも、茅森から發が出て痛恨の和了逃し。茅森が形式聴牌か白バックの聴牌狙いで仕掛けるも、水口が4pツモ!裏ドラは不要だったが2枚乗せてハネ満ツモで大逆転の優勝となった。

メジャー的なタイトルは獲得していないが、主要大会で好結果を常に残す水口美香プロは確かに強い。

 

LINEで送る
Pocket

第16期プロクイーンは日向藍子(最高位戦)

LINEで送る
Pocket



日本プロ麻雀連盟のプロクイーン決定戦が3日間で行われ最終日が2018年10月28日(日)に行われ、最高位戦プロ麻雀協会所属の日向藍子プロが見事戴冠となった。
10回戦終了でその時点の最下位者が途中敗退となるが、水口美香プロが涙を飲んだ。
第16期プロクイーン決定戦 総合成績


個人の成績を纏めてみました。

優勝の日向藍子プロ
加点と失点の差がプラス69,700点とダントツ。順位点が差ほど大きくなく、TOP賞(オカ)が無いルールで、素点を稼ぎ出して居るのが大きい。
和了時の平均点数も1位で和了時の加点が大きい割には、参加率も平均的なので効率よく加点できると言え、数字上も優勝にふさわしい内容だと分かる。

第16期プロクイーン決定戦 個人データ 日向藍子

準優勝の西嶋ゆかりプロ
リーチ率が少々低いのであまり手が入らなかったイメージではあるが、それでもリーチ時の和了平均点が9,760点と子の満貫点数を超えている。
ただ、数字に表れないビタ止め放銃回避があるので、データだけでは表示できない麻雀だったと言える。

第16期プロクイーン決定戦 個人データ 西嶋ゆかり

第三位の浅見真紀プロ
リーチ率が日向とほぼ同じだがリーチ成功率が高い。和了の平均点数が低いので打点は低いが良形待ちで手数を多くしているのだろう。ただ、和了に向かわない時に完全なベタ降りになっていると言う事が、聴牌料とノーテン罰符の差し引きでマイナス14,500点なのがボディブローのように苦しむ結果となった可能性はある。
敗因は恐らく小牌と2の三色同刻のうっかり和了見逃しだろう。

第16期プロクイーン決定戦 個人データ 浅見真紀

第四位の天音まことプロ
決勝卓の5名の中ではやはり雀力が一枚は下だったと言う結果だろう。
守備的な雀風なのは分かるが、和了率が15%以下で和了時の平均打点が5人のアベレージでは、幾ら放銃の失点を少なくしても、他3人の攻めでツモ和了失点が大きくなるだけに到底勝負にならないだろう。

第16期プロクイーン決定戦 個人データ 天音まこと

途中敗退となった水口美香プロ
ダマ回数が0回は特記すべきでしょう。聴牌即リーチ!の雀風なのだろう。初日の解説で和久津晶プロが述べていたが、「リーチまでが麻雀」みたいな感じなのは分かる。確かに自分のツモ筋に和了牌があるかどうかは運の要素が強い。
しかし、リーチ成功率が低いので、リーチ負けしているのがデータでも分かる。
素点でマイナス82,600点で和了率12.9%では勝負にならない感じだろう。

第16期プロクイーン決定戦 個人データ 水口美香

当たり前と言えば当たり前だが、流石に半荘10回程度・局数で130局程度ではデーターに大きな特徴や偏りは見られない。
やはり20半荘・260局以上は必要なのかもしれない。


LINEで送る
Pocket