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夕刊フジ杯争奪 第10期 麻雀女王決定戦東日本リーグ個人戦プレーオフ

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チーム戦も兼ねた予選7節終了時点で、東日本リーグの個人成績上位者16名によりプレーオフを行う。
プレーオフは予選点数を持ち越し、4回戦を終了した時点での上位4名が勝ち上がり。9位以下は敗退。残った4名で5回戦目を打ち、上位2名が勝ち上がり。

プレーオフで勝ち残った6名と、西日本リーグの2名、計8名により準決勝を行う。
準決勝は2卓に分かれて3回戦行い、各卓上位2名が決勝進出。
決勝は半荘4回戦を行い、個人戦優勝(=第10期麻雀女王)を決する。

東日本リーグ個人戦プレーオフ
A卓
①+301.8水瀬千尋(協会)⑧+150.9七瀬真実(連盟)⑨+150.8日當ひな(協会)⑯+115.0豊後葵(協会)
第10回夕刊フジ杯東日本リーグ個人戦プレーオフA卓 水瀬千尋 七瀬真実  日當ひな 豊後葵

B卓
②+262.8優月みか(連盟)⑦+151.6米崎奈棋(協会)⑩+148.5佐藤かづみ(最高位戦)⑮+116.8井上絵美子(連盟)
第10回夕刊フジ杯東日本リーグ個人戦プレーオフB卓 優月みか 米崎奈棋 佐藤かづみ 井上絵美子

C卓
③+231.2逢川恵夢(協会)⑥+165.8東城りお(連盟)⑪+138.3夏目智依(RMU)⑭+126.2浅見真紀(最高位戦)
第10回夕刊フジ杯東日本リーグ個人戦プレーオフC卓 逢川恵夢 東城りお 夏目智依 浅見真紀

D卓
④+196.2山脇千文美(連盟)⑤+166.0古谷知美(連盟)⑫+130.3魚谷侑未(連盟)⑬+128.7宮内こずえ(連盟)
第10回夕刊フジ杯東日本リーグ個人戦プレーオフD卓 山脇千文美 古谷知美 魚谷侑未 宮内こずえ

所属団体別のプレーオフ進出者は、連盟8名・協会5名・最高位戦2名・RMU1名
見所は半荘4回戦のプレーオフで上位4名勝ち上がりの4/16なので、ポイント状況から考えると上位2名の水瀬(姉)と優月は4ラスとか喰らわなければほぼ通過しそう。
5位以下はほぼ団子状態で順位点(20-10)だけでなくウマ(TOP賞)の+20pがあるので、別卓の状況が詳細にわからない以上、ほぼ4半荘全てトップを取るぐらいのトップ取り麻雀になるだろうから、基本的には先制リーチが入っても放銃覚悟で前に出ないと勝ち上がれないだろうと思う。
40,000点のトップで素点の+10pと順位点の+20p、そこにトップ賞の+20pが加算で+50pなので4連勝でも+200pになるが、予選1位の水瀬(姉)が+300pなので水瀬が±0pならば、やっと追いつく計算になる。
そんな理由から、一番見応えがあるのは中段順位が集まっている、C卓とD卓だろうと思う。特にD卓は偶然にも連盟4名の対局で予選上位が若手で後塵を拝しているトッププロが巻き返せるかどうかは見物。

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第五期さかえ杯争奪 第1回女流プロチャレンジマッチ

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全国に展開するフリー麻雀荘「さかえ」チェーン店の専属プロや常勤・勤務する若手女流プロがトップ女流プロに挑む形式で行われる「さかえ杯」
年間スケジュール的にはチャレンジマッチが4回行われて、それぞれの優勝者がグランドチャンピョンシップに出場する形式だったはず。

そんな「さかえ杯」は第5期に入って今年も開催されます。
若手女流プロは所属団体に関係無く「さかえ」チェーンに勤務しているプロなので、東京を中心とする首都圏のプロだけで無く、地方のプロも登場することがあるので、地方に住んでいて「さかえ」でいつも対局している可愛い女流プロを応援するのも楽しみの一つかもしれませんね。
【1回戦】★がトッププロ
★魚谷侑未(連盟)vs川原舞子(連盟)vs優月みか(連盟)vs朝水柚菜(協会)
第五期さかえ杯争奪 第1回女流プロCM 1回戦 魚谷侑未 川原舞子 優月みか 朝水柚菜
1回戦のトッププロは最速マーメードの異名を持つ魚谷侑未。所属する連盟のAルールと呼ばれる一発も裏ドラ槓ドラ(当然赤も)が無いルールでは最近調子が悪いが、一発裏ありのルールでは無類の強さを見せている。
彼女に挑む3人は、川原・優月・朝水。川原は東京理科大卒の逸材。優月は典型的なお水上がり(本人も認めて居る)だが、今年は最強戦ガールに選ばれるなど活躍に注目が集まる存在。朝水は本人曰く「フリーで初めてあがった役満は地和」と言う持って居る女流。
雀力的には魚谷が数段上だが、半荘1回勝負の赤入りのフリールールなら何があっても不思議では無いので、チャレンジャーの3人が緊張せず打てるかどうかが勝負の分かれ目になりそうです。

【2回戦】★がトッププロ
★宮内こずえ(連盟)vs中野妙子(連盟)vs東城りお(連盟)vs水瀬夏海(協会)
第五期さかえ杯争奪 第1回女流プロCM 2回戦 宮内こずえ 中野妙子 東城りお 水瀬夏海
2回戦目のトッププロは昨年度所属団体の女流リーグ「女流桜花」のタイトルを奪取した「純白の牌奏者」宮内こずえ。
「手なりの女王」と最近は呼ばれているが、ツモに逆らわず自然に手牌を進行させて和了切るのは案外難しいので、そうしたことを素直に出来る所は流石。
彼女に挑むのは、中野・東城・水瀬(妹)の3人。
中野はさかえグループの「リーダー」(女流プロの教育係?)でチャレンジマッチでは常連。なにかしらやらかしてくれるのである意味楽しみな逸材。
東城は「ミスパーフェクト」と呼ばれるモデル並の美貌とスタイルの逸材。麻雀は攻撃タイプで過去さかえ杯で面前清一色の数え役満を和了しての大逆転をみせるなど、魅力有る打ち手である。
水瀬(妹)は姉の千尋プロと昨年ぐらいに上京し東京で常勤プロとして勤務している。第4回関西女流スプリント優勝という実績もありますので楽しみです。
雀力は当然宮内が上だが、女流桜花を獲ってから調子は良くないので、チェレンジャー3人にも十分チャンスはある。どちらかというと、宮内・中野のベテランに東城・水瀬の若手が挑む構図の卓組。

【3回戦】★がトッププロ
★高宮まり(連盟)vs月江いくこ(連盟)vs水瀬千尋(協会)vs山田真木子(最高位戦)
第五期さかえ杯争奪 第1回女流プロCM 3回戦 高宮まり 月江いくこ 水瀬千尋 山田真木子
3回戦のトッププロは、女流モンド杯に初出場で初優勝というシンデレラストーリーを見せ一気に知名度を上げ、その見事なボディーでグラビアでも活躍する「淑女なベルセルク」高宮まり。
彼女に挑むのは月江・水瀬(姉)・山田の3名。
この卓組は主催者側のビジュアル的な思惑が絶対に入っていると疑ってしまいたくなるようなハネ満カップ3名+山田の構図。
因みに高宮も月江もGカップ(本人が認めています)で水瀬も隠れ巨乳。
また、トッププロに若手がチャレンジと言う構図だが、実際には高宮と水瀬は水瀬の方が1歳年上。
雀力は高宮・水瀬が同じレベルと思われる。水瀬は第1回関西女流スプリント優勝、第7回夕刊フジ杯個人戦優勝者。
そして「空気を読まないオンナ」山田。彼女は初登場のさかえ杯で東1局で四暗刻をツモ和了。昨年はほぼ勝負が決してる南3局の親番で大連荘して10万点オーバーするなど、ある意味「空気を読まない」タイプと言うか、麻雀に真剣に向き合うタイプ。
麻雀の対局もそしてビジュアル的にも楽しめる卓組。
特に男性諸君は天カメ映像に釘付けかもしれない。

【4回戦】★がトッププロ
★二階堂亜樹(連盟)vs森恵里佳(連盟)vs古川彩乃(連盟)vs中里春奈(最高位戦)
第五期さかえ杯争奪 第1回女流プロCM 4回戦 二階堂亜樹 森恵里佳 古川彩乃 中里春奈
4回戦のトッププロは名実共にトッププロの1人である「卓上の舞姫」二階堂亜樹。昨年の第四期さかえ杯GC優勝者でもある。
チャレンジャーは森・古川・中里の3名。
森は連盟31期なのでプロになりたての本当に新人プロ。恐らく映像対局も初登場では無いだろうか?古川も森と同じく31期生。古川は昨年のプロクイーンでベスト8まで予選から勝ち上がっているので相応の実力はありそう。
中里はどちらかと言えばベテランの域に達している。個人的には中里も胸は大きいので3回戦の山田と代わっていた方が面白かったと思う。
実力的には亜樹プロが数段上だが、対応型タイプなので森・古川とは恐らく初対戦になるので、若手2人が恐れること無く直線的に前に出てリードする展開になると見応えがある対局になる予感はあるが、亜樹プロがリードする展開になれば盤石となり、逆に当たり牌のビタ止めなどが見られそうです。

各卓のトッププロにさかえチェーンの常勤やゲストが多い若手プロがチャレンジする形式で対局が行われ、トップのみが決勝進出。
決勝は1回戦で優勝者が決定!

MC&実況:日向藍子(最高位戦)
画像にマウスを置くと日向プロのマル秘映像が・・・。
日向藍子 ラブフェニックス
解説:佐々木寿人/山田浩之
4回戦・決勝解説:佐々木寿人/前原雄大

MC&実況はいつも通り「ラブフェニックス」日向藍子。
個人的には白河雪菜亡き後、実況では彼女の右に出る女流は居ないと思われる。
手順、手筋、牌理にも明るく、局面局面での選択なども上手に拾い解説者に問いかけるタイミングも抜群に上手く、待ち牌のカウントも早い。
解説者へのツッコミも上手で、特に佐々木との掛け合いは所属団体の枠を越えて、長年のパートナーの様に息の合った実況解説になっている。

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麻雀最強戦2016 男子プロ代表決定戦 世代抗争勃発編

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日本で一番麻雀が強い雀士を決める戦いの麻雀最強戦。
麻雀最強戦の男子プロ代表決定戦。
土田浩翔、荒正義ら競技麻雀創世記から現在に至るまで第一線で活躍するベテラン鉄人クラスの打ち手に若き猿川真寿、鈴木達也らが挑む!なるか世代交代?
出場者
【A卓】荒正義・土田浩翔・猿川真寿・鈴木達也
麻雀最強戦2016世代抗争勃発編A卓
【B卓】金子正輝・伊藤優孝・佐々木寿人・山井弘
麻雀最強戦2016 男子プロ代表決定戦 世代抗争勃発編B卓

A卓、B卓 の順に半荘1回勝負を行い、各卓上位二人を決定。上位二人が決勝卓に進む。決勝も半荘一回勝負を行い、その優勝者が男子プロ世代抗争勃発の代表として12月11日に行われる麻雀最強戦2016決勝ファイナルに進むことができる。
この模様はニコニコ生放送・アメーバフレッシュで生放送されるとともに、後日、近代麻雀で報道され、DVD化もされる。

見所
A卓は最強戦に久々登場の「トイツ王子」土田浩翔プロの七対子や暗刻手が炸裂するか?精密機械の荒正義が猿川・鈴木の若手の勢いをどのように躱すのか?
猿川は過去にもB卓に登場する金子とギリギリの条件をクリアする和了を決めた過去があるので、最後まで見逃せない戦いになりそうです。

B卓は金子プロの苦悶の表情が見ることが出来るかどうかが最大の注目ポイントでしょう。腰痛で入院して病み上がりの「攻めダルマ」佐々木と「オフェンスマスター」山井の攻撃力が、ベテラン2人にも発揮されるかどうかが見物ですね。

【実況解説】小山剛志・藤崎智・井出康平
実況はいつもの小山さん。解説はベテラン代表の「忍者」藤崎と「かぶき者」井出。解説の藤崎のしゃべりは楽しめるので良いアクセントになるでしょう。

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女流プロ麻雀日本シリーズ プレーオフ

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なんか結構待たされた感じもするが、日本プロ麻雀連盟主催で始めた、日本シリーズの女流編もプレーオフまで来ました。
10名が参戦して、なんと現女流桜花様と現プロクイーン様が敗退すると言う連盟にとっては悲劇と言うべき事態ですが…。
その放送が本日17:00~ありますよ。
アメーバフレッシュ→→→https://abemafresh.tv/jpml/8881
ニコ生→→→http://live.nicovideo.jp/embed/lv257058878

1回戦:魚谷侑未①vs高宮まり④vs佐月麻理子⑤vs茅森早香⑧
解説:勝又健志・佐々木寿人
2回戦:大平亜季②vs二階堂瑠美③vs和久津晶⑥vs二階堂亜樹⑦
解説:勝又健志・佐々木寿人
3回戦:1位vs4位vs5位vs8位
解説:瀬戸熊直樹・滝沢和典
4回戦:2位vs3位vs6位vs7位
解説:瀬戸熊直樹・滝沢和典
実況:古橋崇志

まずは、予選成績で1位・4位・5位・8位が対局。次に2位・3位・6位・7位が対局。
予選のポイントとプレーオフの1・2回戦のポイントを加算して再度順位を付けて、最終の3・4回戦を行う仕組み。
これでポイント上位の4名が決勝卓に進出するシステム。
因みに決勝卓はポイントリセットで4回戦だったはず。

まずは前半1・2回戦の見所は、既に決勝卓がほぼ決まっている魚谷(208.2p)は大きなラスを取らない打ち方になるだろうから、現状ボーダーの高宮(18.3p)と5位の佐月(▲7.9p)の2人がどのような意識で対局に臨んで来るのか?そして大トップが必要な天才茅森(▲60.6p)の高打点&親番での連荘狙いをどのように凌ぐのか?と言った所。
2回戦目は連盟内でのトーナメント形式の対局やプレーオフでは対局する事が無い姉妹対決になった亜樹と瑠美。そこに大平とアマゾネス和久津がどのように絡むのか?特に2回戦目の4者は全員がそれなりのポイントを叩かないと最終半荘が苦しくなるので、東パツからエンジン全開で挑むと思われる。

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競技麻雀界も新年度

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4月1日は日本では新年度スタートになることが多い。※全てが新年度では無いですよ。
当然のように競技麻雀界も新年度がスタートします。
新年度でスタートするのは、殆どの場合、各団体のリーグ戦となる。
各リーグ戦はピラミッド状になっており、団体毎に呼び方は異なるが、最上位リーグで戦っていなければ、その団体の最高の勲章であるタイトルに手を掛けるチャンスすら訪れない訳だから、新人であろうと若手であろうと、ベテランであろうと基本的にはそのタイトルを獲るべくリーグ戦を戦い、着実に上位リーグにステップアップすることを目指す。
最高位戦日本プロ麻雀協会なら「最高位」
日本プロ麻雀連盟なら「鳳凰位」
日本プロ麻雀協会なら「雀王」
RMUは「RMUリーグ」・麻将連合 μは「将王」と言った感じ。

この数年はニコ生(ニコニコ生放送)での麻雀対局の生中継も多くなったが、リーグ戦をシーズン通して放送しているのは、連盟だけの筈。
今年からスリアロチャンネルでRMUリーグと最高位戦Aリーグが放送されるのは、連盟以外のファンや、アンチ連盟には嬉しいニュースかもしれない。
更に今年からは同じ内容になるとは思うが、ニコ生に強力なライバルが出現し、あのAmeblo(アメブロ)で有名なサイバーエージェント(CyberAgent)が本気で動画配信に乗り出し、ニコ生で公式チャンネルを持っている配信者はこぞってアメーバフレッシュ(amebafresh)でも公式チャンネルを本格稼働させるようである。

どちらが良い悪いでは無いが、スマホやタブレットで見るなら画質の良いアメフレ(こんな略語で呼ぶかどうかは不明)だろうし、コメントが画面に表示されないのは、ネガティブだったり煽りや誹謗中傷の類いのコメントで嫌な思いをしなくて済むメリットはある。
一方、ニコ生はコメントが画面に出ることで自分も視聴者の一部として参加している一体感が持てたり、ニコ生を中心に放送していた関係上、実況や解説者がニコ生のコメントを拾ってくれ、解説に加えてくれたりする一体感はある。
アメーバフレッシュは4月中旬に順次本格放送になるようで、この本格放送から有料化に移行すると思われる。
ニコ生とアメーバフレッシュの両方の同じチャンネルに課金する必要は無いので、どちらを選ぶかは視聴者次第と言った所だろう。

さて、リーグ戦に話を戻すが、管理人は連盟ファンであり、和久津晶プロの自称応援団長なので、当然連盟チャンネルを見ることになるが、兎に角、A1リーグ・A2リーグともにレベルの高い闘牌が見られるのは自分の雀力アップにも繋がっているのは確かであろう。
もちろん、競技麻雀のしかもリーグ戦とフリーの雀荘麻雀では多少変わる部分もあるが、それでも捨て牌からの待ち読みだったり、山読みなんかは参考になるし、押し引きの考え方などもベースになる思考はタメになる。
連盟のAルールは現代麻雀に合っていない!と言う指摘もあるだろうが、プロの世界って視聴者に何かを与えたり伝えたりする要素も必要だと思う管理人にとっては、手役重視のAルールは非常に面白い競技麻雀を見られるので楽しみである。
※ポン・チー・ロン!1,000点。2,000点といった和了を繰り返し、配牌やツモ牌が良いときだけ面前リーチなんて、「それぐらいなら俺でも出来る。」と思ってします。
そう言う意味も含めてA1リーグの腰の重い、面前手役派が多い対局ながら和了重視の打ち手も居たり、超守備派が居る一方で攻撃型も居るのは本当に見ていて楽しい。
そして唯一、独自の放送チャンネルを持つ連盟だからこそ、鳳凰リーグのA1とA2そして女流桜花のリーグ戦が放送され、そこに今年からB1リーグの放送もセレクトだが加わる事になった。
B1リーグ放送の最大の功労者は、滝沢和典・佐々木寿人・二階堂亜樹の3名、人気も実力もあるこの3人が揃ってB1降格と言う事態を引き起こしてしまったが為に、B1も見たいとの多くのファンからの要望に応えた形となった。
B1からA2に昇級できるのは前期2名後期2名の4名と狭き門なだけに、Aリーグとは多少異なった闘牌になっているので、フリー麻雀をよく打ちに行く方にはAリーグよりも参考になる事が多いかもしれない。

管理人が今年度一番楽しみなのは当然、A2リーグである。
なにせ和久津晶プロが昨年度奇跡的な昇級を果たして、女流で唯一のAリーガーとして対戦する。(亜樹ちゃんと入れ替わり)
超攻撃型アマゾネスのキャッチフレーズでもある彼女の雀風で何処まで猛者達に通用するのか楽しみでも有り、Aリーグを体験して更に進化し続け連盟のG1タイトルを獲る日が一日も早く訪れる事を期待しながら放送を見ようと思う。

B1リーグselect” 4月2日(土)13時から #AmebaFRESH で生放送! https://amebafresh.tv/jpml/8612



基本的に毎週月曜はA1リーグ・火曜日がA2リーグ・水曜日が女流桜花の放送となって居る。

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夕刊フジ杯争奪第10期麻雀女王決定戦の予選最終節終了

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夕刊フジ杯争奪第10期麻雀女王決定戦の東日本リーグの予選最終節となる第7節が3月17日、夏目坂スタジオで開催され、準決勝進出チームと個人戦プレーオフに進出する選手が出そろった。

東京1組:Club NPM(愛内よしえ・豊後葵・逢川恵夢)
東京2組:スリーファイブ新宿店シリウス(東城りお・優月みか・山田真木子)
東京3組:KEIO(石田亜沙己・井上絵美子・古谷知美)
東京4組:まぁじゃんまっすー(和久津晶・澤村明日華・日當ひな)
東京5組:小岩RAKURAKU(佐藤かづみ・清水香織・茅森早香)
東京6組:さかえ松戸店(水瀬千尋・水瀬夏海・安達瑠璃華)
東京7組:麻雀BULL中野店(上野あいみ・山脇千文美・柚花ゆうり)

各節のチームポイントは>>こちら<<を参考にして見てください。
東京の予選は序盤で首位に立ったチームがそのポイントを守りながら戦った様子が分かると思います。

西日本リーグは名古屋組最終節が3月10日に行われ、雀サクッ(佐藤あいり・池沢麻奈美)が188.4ポイントで首位通過し、準決勝進出を決めた。

大阪1組は牌テンション&らいらい荘(可南、里見寧々)、大阪2組はマーチャオ(涼宮麻由、美影あや)が準決勝に進出した。

チーム戦準決勝組み合わせ

準決勝A卓 2016年6月15日 13:00~
ニコニコ生放送の公式チャンネルで放送開始
チーム名 選手1 選手2 選手3
大阪1組 牌テンション&らいらい荘 可南 里見寧々
東京1組 Club NPM 愛内よしえ 豊後葵 逢川恵夢
東京2組 スリーファイブ新宿店シリウス 東城りお 優月みか 山田真木子
東京3組 KEIO 石田亜沙己 井上絵美子 古谷知美
東京4組 まぁじゃんまっすー 和久津晶 澤村明日華 日當ひな
準決勝B卓 2016年6月16日 13:00~
ニコニコ生放送の公式チャンネルで放送開始
チーム名 選手1 選手2 選手3
大阪2組 マーチャオ 涼宮麻由 美影あや
名古屋1組 雀サクッ 佐藤あいり 池沢麻奈美
東京5組 小岩RAKURAKU 佐藤かづみ 清水香織 茅森早香
東京6組 さかえ松戸店 水瀬千尋 水瀬夏海 安達瑠璃華
東京7組 麻雀BULL中野店 上野あいみ 山脇千文美 柚花ゆうり
※太文字の選手は個人戦プレーオフ進出者
各節のチームポイントは>>こちら<<をクリック
出会いSNS PCMAX(PCマックス)

東京1組から6組は、前節までの首位チームがリードを生かして逃げ切り順当に準決勝進出を決めた。
最終の第7節まで準決勝進出が縺れていた東京7組は「麻雀BULL中野店」と「さかえ仙台店」の争いとなり、最終戦まで縺れ、オーラスでも複雑な条件が残る熾烈な戦いとなったが、最終的に「麻雀BULL中野店」の上野あいみ(日本プロ麻雀協会)が4着となったが、「さかえ仙台店」の松岡千晶(日本プロ麻雀連盟)が2着から3着に落ちたため、順位点の減算により麻雀BULL中野店が逃げ切って準決勝進出を決めた。
西日本リーグも大阪・名古屋共に首位のチームがトータルポイントのリードを生かして逃げ切り勝ちを決めた。
結果から見ると各チーム共に個人戦プレーオフ進出者が最低1名居ることを見れば、調子の良い選手のポイントを守りながら全7節を戦ったように見える。

ただ、西日本リーグは大阪・名古屋共に選手が2名のチームが勝ち上がっており、東日本で勝ち上がったチームでも3名全員が個人戦のプレーオフに進出しているチームが無い事を考えると、不調者を他の2名でカバーするなど、チーム戦本来の戦いが見られるような気がすることも有り、公平を期すために例えアマチュア(チーム推薦)を加えてでも3名1チームでの編成とすることが出場の条件とするのが良いのでは無いだろうか?

東日本リーグ個人戦プレーオフ組み合わせ

東日本リーグ個人戦プレーオフ 2016年4月14日(木) 13:00~放送開始
順位 選手 順位 選手 順位 選手 順位 選手
A卓 1位 水瀬千尋 8位 七瀬真実 9位 日當ひな 16位 豊後葵
B卓 2位 優月みか 7位 米崎奈棋 10位 佐藤かづみ 15位 井上絵美子
C卓 3位 山脇千文美 6位 東城りお 11位 夏目智依 14位 浅見真紀
D卓 4位 石田亜沙己 5位 古谷知美 12位 魚谷侑未 13位 宮内こずえ
※プレーオフは予選のポイントを持ち越して、同一メンバーで4回戦を打ち、4戦終了時点での全ての対局者の中でトータルポイント上位4名が準決勝進出。
下位8名が敗退。残る4名(トータルポイント5位~8位)で5回戦目を打ち、終了時上位2名が準決勝進出。
個人成績一覧は>>こちら<<をクリック

個人戦は、ポイント上位(12位ぐらいまで)の選手を温存しポイントを守った。夏目智依(RMU)が30位から11位に浮上してプレーオフに進出。
ボーダーが前節より40ポイント上昇したものの、前回大会(第9回)のボーダーが12位の和泉由希子(アルバン)+129.7であった事を考えるとと、今大会の予選12位が「スリーファイブ新宿スピカ」の魚谷侑未(日本プロ麻雀連盟)の130.3pなのでほぼ同じ程度となった。
※前回は上位12位までがプレーオフ進出。
東日本は今回より上位16人が個人戦プレーオフ進出となっているため、16位の豊後葵(日本プロ麻雀協会)までがプレーオフに進出となった。
「ハートランド札幌」手塚紗掬(日本プロ麻雀連盟)が最終半荘でトップ条件が残されていたが惜しくもプレーオフ進出はならなかった。
なお、17位の茅森早香(最高位戦日本プロ麻雀協会)が次点となりプレーオフ対局には補欠として対局場に来ることと也、欠員が出なかった場合には解説を行うことが決定して居る。

西日本では、可南が166.4ポイントの首位で予選1位。2位に150.5ポイントで美影、3位に149.8ポイントの里見と続いている。第6期麻雀女王の池沢は、68.9ポイントの9位で予選敗退となった。

東日本リーグのプレーオフ組み合わせは発表されているが、西日本リーグは不明。恐らく偶数順位卓と奇数順位卓の2卓同時開始となると思われる。西日本リーグの個人戦プレーオフは4月6日(水)に行われ、決勝進出者2名を決める。

放送はニコニコ生放送の公式チャンネルの予定なので今からチェックしておこう!

個人成績一覧は>>こちら<<をクリック

出会いSNS PCMAX(PCマックス)

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第6期麻雀グランプリMAX 決勝戦

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日本プロ麻雀連盟の麻雀グランプリMAXとは
昇段の判定に用いられているポイントをランキング化し、ランキング上位者と現タイトルホルダーなどが闘う年度を締めくくるトーナメント形式のタイトル戦。

灘麻太郎vs和久津晶vsHIRO柴田(柴田弘幸)vs柴田吉和
実況:小車祥
1・2回戦解説:勝又健志・前田直哉
3・4回戦解説:勝又健志・藤崎智
5・6回戦解説:勝又健志・瀬戸熊直樹
7・8回戦解説:勝又健志・森山茂和
牌譜解説:古橋崇志
ルール:日本プロ麻雀連盟Aルール(1発無し・裏ドラ無し・槓ドラ無し)
システム:半荘8回戦を連続2日間の対局で行い優勝者を決める。
第6期麻雀グランプリMAX 決勝卓 灘麻太郎vs和久津晶vsHIRO柴田vs柴田吉和
灘麻太郎
二次予選からの特別シード(今季の王位が連盟所属プロでは無いため)を勝ち上がった日本プロ麻雀連盟名誉会長の「カミソリ灘」こと灘麻太郎。

和久津晶
ランキングポイント21位(女流では恐らく最上位)
一次予選から森山茂和現連盟会長・近藤久春(A1リーガー)・小川尚哉。
二次予選では前原雄大・山田浩之・宮内こずえ。
ベスト16では、柴田吉和・瀬戸熊直樹・藤崎智。
ベスト8では、古川孝次・灘麻太郎・白鳥翔。
一次予選から厳しい対戦相手となるが、持ち前の攻撃力を活かして森山・近藤・山田・宮内・瀬戸熊・藤崎・古川・白鳥を撃破。ベスト16・ベスト8では更に攻撃力全開で最終5回戦目は勝ち上がりをほぼ決めた状態で対戦者を圧倒する勢いだった。

HIRO柴田(柴田弘幸)
一次予選は西島一彦・土屋幸弘・山田浩之。
二次予選は野方祐介・童瞳・高谷圭一。
ベスト16が勝又健志・灘麻太郎・山田学武。
ベスト8が野方祐介・柴田吉和・ダンプ大橋。
本人の実力からすれば比較的格下が多い対戦相手に恵まれた感じで順当な勝ち上がりを決めた格好。

柴田吉和(現十段位)
劇的な最終戦オーラスの国士無双の和了で十段位を獲った柴田吉和はベスト16からのシード。
ベスト16は、藤崎智・瀬戸熊直樹・和久津晶。
ベスト8は、野方祐介・HIRO柴田・ダンプ大橋。
ベスト16は調子が悪い藤崎・瀬戸熊に助けられた格好だったが、ベスト8では苦しい展開でも諦めず、最終戦オーラスで逆転して決勝卓進出を決めた。

まだまだ現役バリバリ感があって切れ味抜群のカミソリは健在で、タイトル獲得にはそれほどの執着は無いと思われる灘プロが序盤は終始先手を取る展開が予想される。
実力上位で安定感があるHIRO柴田は虎視眈々とチャンスを伺うだろうが、恐らくは決勝卓4人では一番タイトルを欲しいと思っているだろうが、そうした気持ちがどうでるのか?
ダブルタイトルが掛かる柴田吉和は時々中途半端な放銃が見られるので、そうしたミスをどれだけ減らすことが出来るかどうか?
和久津は勝ち上がりの対戦相手が相当厳しい中を勝ち上がってきているだけに、どれだけ運量が残っているか微妙だが、ベスト8で灘プロとの対戦経験があるのは両柴田よりは有利かもしれない。

超攻撃型麻雀アマゾネスの和久津晶プロを全力推ししている管理人からすれば、仕掛けを多用し先行する灘プロにしっかり付いて行きながら、高打点を炸裂させて初日をトータルトップか2着でも十分。2日目に疲れから集中力を失った隙を突いて灘プロを捲る展開でタイトルを獲って欲しいと願う。
安定的だが、あまり無謀な事をしないHIRO柴田や細かいミスが多い柴田吉和はそれほど眼中に入れなくても良いと思う。

3月19日 14:00 – 放送予定

3月20日 14:00 – 放送予定

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麻雀日本シリーズ決勝戦

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麻雀日本シリーズ 決勝 村上淳vs藤田晋vs藤崎智vs多井隆晴
村上淳(最高位戦)vs藤田晋(サイバーエージェント社長)vs藤崎智(連盟)vs多井隆晴(RMU)
実況:勝又健志 解説:森山茂和・佐々木寿人 アシスタント:東城りお

【システム】
■予選全18回戦(各自6回対局)を行いポイント上位8名がプレーオフ進出
■プレーオフ全6回戦(各自3回対局)ポイントを持ち越し上位4名が決勝進出
■決勝全4回戦

【ルール】
30,000点持ち30,000点返し
順位点5,000-15,000
一発・裏ドラあり
その他WRC世界大会ルールに準ずる

最高位戦・協会・RMUと各麻雀プロ団体の現役タイトルホルダーを招いた格好で始まった麻雀日本シリーズもプレーオフを終了し、いよいよ決勝戦。

プレーオフ最終卓でほぼ決勝卓への進出が決まっていた山井弘が荒正義プロの猛攻の影響をモロに受けた格好で決勝卓行きを逃す波乱。
結果的には最高位の村上淳・RMUの多井隆晴・元最強位で協賛企業社長でもある著名人の藤田晋・そして視聴者投票2位で選出された連盟の藤崎智と4者4様の顔ぶれになった。

面前手役派ながらデジタル系の村上、学生時代に雀鬼流で鍛えた藤田晋、元連盟所属だったオールラウンダーの多井、守備型の完成形とも言える忍者藤崎。
中々麻雀対局では見ることが出来ない面子での決勝卓は見所満載です。
個人的には、解説に森山会長がいるので、元連盟プロだった多井の麻雀をどのように解説するかはもう一つの見所と言えそうだ。

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タイトル戦速報

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2月に入り各団体などでタイトル戦の対局が目白押しです。
管理人が把握している状況では、先週4タイトルの優勝者が決定した模様。
日本プロ麻雀連盟では第32期鳳凰戦の最終日が2/20(土)に行われ勝又健志プロが鳳凰位を戴冠。

最高位戦日本プロ麻雀協会では第17期女流名人戦が行われて真希夏生プロが戴冠。
日本プロ麻雀協会でも第14期雀竜戦が行われて吉田基成プロが8年振りの雀竜位返り咲き。

モンド麻雀プロリーグ15/16 第16回モンド杯では、歌舞伎者(カブキ者)井出康平プロが戴冠。

少し情報が遅れたが、姫ロン杯は「麻雀リオ」ダイヤモンドカップで足木優プロが優勝。準優勝が手塚紗掬プロとなった。
「麻雀カボ」オーロラカップは米崎奈棋プロが優勝。準優勝は田中智紗都プロとなった。

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第32期鳳凰位決定戦 最終日 第13回戦~16回戦

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第32期鳳凰位決定戦最終日!
第32期鳳凰戦
前田直哉vs瀬戸熊直樹vs勝又健志vs古川孝次
一日目放送 1/30(土) 14:00開演 済
二日目放送 2/ 6(土) 14:00開演 済
三日目放送 2/13(土) 14:00開演 済
最終日放送 2/20(土) 14:00開演 済

選手名 対局日 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 合計ポイント
勝又 初日 ▲2.1 ❷ +21.0 ① +16.2 ① +11.3 ② +107.2
二日目 +33.7 ① ▲4.7 ❸ ▲17.0 ❹ +19.0 ①
三日目 +12.5 ② +12.2 ② ▲22.0 ❹ +31.0 ①
最終日 ▲14.1 ❸ +22.5 ① ▲2.1 ❷ ▲10.2 ❸
前田 初日 ▲5.4 ❸ +7.3 ② +5.7 ② ▲10.4 ❸ +86.8
二日目 ▲21.3 ❹ +12.9 ① ▲8.9 ❸ +8.3 ②
三日目 +30.4 ① +38.3 ① ▲12.3 ❸ +24.8 ②
最終日 +29.8 ① +16.6 ② ▲12.4 ❹ ▲16.6 ❹
古川 初日 +20.7 ① +1.9 ③ ▲7.8 ❸ ▲30.5 ❹ ▲83.3
二日目 ▲2.6 ❷ +7.2 ② +21.1 ① ▲29.5 ❹
三日目 ▲37.2 ❹ ▲19.4 ❸ +44.2 ① ▲32.7 ❹
最終日 ▲35.8 ❹ ▲23.8 ❹ +19.5 ① +21.4 ①
瀬戸熊 初日 ▲13.2 ❹ ▲30.2 ❹ ▲14.1 ❹ +29.6 ① ▲111.7
二日目 ▲9.8 ❸ ▲15.4 ❹ +4.8 ② +2.2 ③
三日目 ▲5.7 ❸ ▲31.1 ❹ ▲9.9 ❷ ▲24.1 ❸
最終日 +20.1 ② ▲15.3 ❸ ▲5.0 ❸ +5.4 ②



日本プロ麻雀連盟の最高峰のタイトル戦でもある第32期鳳凰位決定戦の最終戦(13回戦~16回戦目)が2月20日(土)にがニコニコ生放送の連盟チャンネルで放映された。

最終日の1回戦目にタートルトップの勝又を追いかける前田が大物手をモノにしながら29.8p(順位点込み)を叩き、勝又を沈みの三着にしたことにより僅か2.2pだがトータルポイントを逆転した。

続く14回戦目は追いかける立場になった勝又と、リードを拡げたい前田の双方に手が入り二人の叩き合いとなったが、僅か1,900点で勝又がトップ・前田が2着となり再び勝又が3.7p差を付けて再逆転。

第15回戦はこの日2連続ラスとなっていた古川が終始ポイントをリードする展開の中、オーラスで勝又が32,800点持ちの2着、前田が25,600点の沈みの3着となっている状況(順位点込みで15.2p差)で、リーチした瀬戸熊に勝又が3,900の放銃となり、勝又が沈みの2着・瀬戸熊が3着・前田がラスとなった。
この勝又の放銃だが確かに痛いだろうが、結果的に連盟Aルールのシステムでもある原点30,000点を基準とした浮き沈みの人数で変動するシステムにより、放銃前の勝又は6.8pの加算が▲2.1pとなり実質8.9pを失った格好だが、一騎打ちの相手である前田が沈みの3着からラスに落ちたため▲8.4pから▲12.4pとなった。よって、勝又からみて前田とのポイント差が10.3pとなり、実質的には4.9pしか詰まっておらず、トータルポイントでは14.0pの差を付けて最終戦を迎えることとなった。

泣いても笑っても第32期の鳳凰位が決まる最終節。
変動する連盟Aルールの順位点システムだがオーソドックスな2人浮きで考えれば1着順4pあるので、前田は勝又に対して素点で10,000点上回れば逆転となり、勝又は素点に関係無く前田より点棒を持って居れば鳳凰位が決まると言う状況。
トータル3着と4着の古川と瀬戸熊はトータル200.0pを1人ではなく2人躱さなければならず現実的に不可能な状況となっているので、完全に勝又と前田のマッチレースとなる。
トータル上位の2人に手が入らない展開の中で、下位2人の仕掛けや先制に対して迎えない状況でジリジリと点棒を減らす中、ある意味で勝負の分かれ目になったのが南2局だろう。
南2局 親・古川 ドラ東
北家の前田が七対子ドラドラも一盃口もトイトイ或いは四暗刻も見える一向聴から
東西西七筒七筒七筒一索一索五索五索六索六索七索自摸一索
この形で長考したのち打東として出アガリは七索のみの聴牌を取るが一手変わりのツモ四暗刻があるだけにリーチはせず当然のダマ。
しかし、瀬戸熊から白切りでリーチが入る。
一発目(連盟Aルールには一発は無い)に前田がツモって来たのが、場にも高く瀬戸熊には完全に無筋の二索長考の末、一旦廻る場に1枚切れの西を選択。
西西七筒七筒七筒一索一索一索五索五索六索六索七索ツモ二索 打西
七対子の目を残して一向聴維持なら現物の七筒もあるだろうが、ほぼ完全撤退を選択した格好。勿論、瀬戸熊のツモ切り牌によっては安牌が増えて粘ることも考えての選択だろうが、その後にリーチの瀬戸熊が六索西と立て続けに河に並べた…。
これは痛恨。画面でもガックリと頭を垂らした前田を捉えていた…。
確かに場に高い索子の無筋を2筋通すのは無謀だし「チームちっちゃい」に入る前田のスタイルでは無い。しかも放銃すれば残り2局となるし、オーラスの親は勝又になっているので、実質残り1局になってしまう。更に2,600点以上の放銃なら7,700や満貫でも浮きに回れない状況となるので放銃は回避したい局面だろう。
しかし、二索を切れば、瀬戸熊の六索は当然ポンして、打七索として、次巡西のツモ和了となり、トイトイ三暗刻で2,000-4,000。
順位点込みで22.2pの差を勝又に付けて残り2局を戦う事が出来る状況であった。南3局がどうなるか分からないが、オーラスで22.2p差があれば、5,800を勝又に放銃したとしても1本場で3,900(1,000-2,000)のツモ和了で、古川-前田-瀬戸熊-勝又となり、連覇となった可能性もある。
しかも、完全に勝利の目が無くなった2人がタイトル戦で見られるような第一だから牌を絞るような事をせず、あくまで普通に打ってくる事が想定出来るだけに、リードしている方が有利な事が想像できたので、西切りの選択が悔やまれるかもしれない…。
勿論、これまでの15回戦の中でも『あの牌選択が…。』や『あの放銃が…。』と言うのは当然あるだろうが、そうした経過も踏んだ状況の中で自分のスタイルを崩してでも、タイトルを獲るため勝負に出なければならない1局は出てくる。
勝又にとっては恐らく14回戦オーラスの瀬戸熊に3,900を打った局だったかもしれない。前田にとってはこの南2局だろうと私は思う。

ポイントや順位の推移を見ると、前田が15回戦16回戦と2連続ラスを引いたのが痛いだろう。一方、新鳳凰位の勝又は2日目3日目の各3回戦目にラスを引いているが、次の半荘でラスのマイナスポイントを補って余り有るトップを獲ってラスを引いたダメージを無くした格好になっているのが特徴であろう。
古川はトップ5回と勝又に続いて多いが、ラスも多くラスの時のマイナスが大きかった事が敗因だろう。

瀬戸熊に関しては、配牌もツモも思い通りにならない4日間だった印象だし、兎に角研究され尽くした結果、瀬戸熊の親番は古川を筆頭に全員で躱しに来られた結果、KKTどころか親番での連荘すらままならない状況であった。確かに瀬戸熊の必勝パターンは面前重視で遅い展開にして本手を決め加点し、点棒を持って居る状況にして一切手を緩めず攻め続ける事で、他3人が向かって来られない状況を作り上げてしまうことだと私は思う。
しかし、近代麻雀プレミアリーグで同卓したコバゴーこと小林剛プロ(麻将連合)の現代流やデジタル(本人はスーパーデジタル)と言われる、安手になろうが仕掛けを多用し、最速の聴牌を取る麻雀に手も足も出ず敗退したようにスピード麻雀には対応出来ていない印象だった。

勿論、プロである以上、結果は重要だがTV対局が多くなった今の時代で、視聴者に「凄い!」「流石プロだ!」と思わせる手役進行や打牌選択は求められると私は思う。例えばメンタンピン一盃口ドラドラのハネ満が見える手を鳴いてタンヤオドラ2の3,900点で和了する様な麻雀を多用されても私は感動しないし、面白いとも思わない。やはり、プロならではの技術の介入余地がある麻雀や高い手牌読みや山読みの精度を見たいと思う。

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