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麻雀最強戦2016 男子プロ代表決定戦 世代抗争勃発編

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日本で一番麻雀が強い雀士を決める戦いの麻雀最強戦。
麻雀最強戦の男子プロ代表決定戦。
土田浩翔、荒正義ら競技麻雀創世記から現在に至るまで第一線で活躍するベテラン鉄人クラスの打ち手に若き猿川真寿、鈴木達也らが挑む!なるか世代交代?
出場者
【A卓】荒正義・土田浩翔・猿川真寿・鈴木達也
麻雀最強戦2016世代抗争勃発編A卓
【B卓】金子正輝・伊藤優孝・佐々木寿人・山井弘
麻雀最強戦2016 男子プロ代表決定戦 世代抗争勃発編B卓

A卓、B卓 の順に半荘1回勝負を行い、各卓上位二人を決定。上位二人が決勝卓に進む。決勝も半荘一回勝負を行い、その優勝者が男子プロ世代抗争勃発の代表として12月11日に行われる麻雀最強戦2016決勝ファイナルに進むことができる。
この模様はニコニコ生放送・アメーバフレッシュで生放送されるとともに、後日、近代麻雀で報道され、DVD化もされる。

見所
A卓は最強戦に久々登場の「トイツ王子」土田浩翔プロの七対子や暗刻手が炸裂するか?精密機械の荒正義が猿川・鈴木の若手の勢いをどのように躱すのか?
猿川は過去にもB卓に登場する金子とギリギリの条件をクリアする和了を決めた過去があるので、最後まで見逃せない戦いになりそうです。

B卓は金子プロの苦悶の表情が見ることが出来るかどうかが最大の注目ポイントでしょう。腰痛で入院して病み上がりの「攻めダルマ」佐々木と「オフェンスマスター」山井の攻撃力が、ベテラン2人にも発揮されるかどうかが見物ですね。

【実況解説】小山剛志・藤崎智・井出康平
実況はいつもの小山さん。解説はベテラン代表の「忍者」藤崎と「かぶき者」井出。解説の藤崎のしゃべりは楽しめるので良いアクセントになるでしょう。

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女流プロ麻雀日本シリーズ プレーオフ

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なんか結構待たされた感じもするが、日本プロ麻雀連盟主催で始めた、日本シリーズの女流編もプレーオフまで来ました。
10名が参戦して、なんと現女流桜花様と現プロクイーン様が敗退すると言う連盟にとっては悲劇と言うべき事態ですが…。
その放送が本日17:00~ありますよ。
アメーバフレッシュ→→→https://abemafresh.tv/jpml/8881
ニコ生→→→http://live.nicovideo.jp/embed/lv257058878

1回戦:魚谷侑未①vs高宮まり④vs佐月麻理子⑤vs茅森早香⑧
解説:勝又健志・佐々木寿人
2回戦:大平亜季②vs二階堂瑠美③vs和久津晶⑥vs二階堂亜樹⑦
解説:勝又健志・佐々木寿人
3回戦:1位vs4位vs5位vs8位
解説:瀬戸熊直樹・滝沢和典
4回戦:2位vs3位vs6位vs7位
解説:瀬戸熊直樹・滝沢和典
実況:古橋崇志

まずは、予選成績で1位・4位・5位・8位が対局。次に2位・3位・6位・7位が対局。
予選のポイントとプレーオフの1・2回戦のポイントを加算して再度順位を付けて、最終の3・4回戦を行う仕組み。
これでポイント上位の4名が決勝卓に進出するシステム。
因みに決勝卓はポイントリセットで4回戦だったはず。

まずは前半1・2回戦の見所は、既に決勝卓がほぼ決まっている魚谷(208.2p)は大きなラスを取らない打ち方になるだろうから、現状ボーダーの高宮(18.3p)と5位の佐月(▲7.9p)の2人がどのような意識で対局に臨んで来るのか?そして大トップが必要な天才茅森(▲60.6p)の高打点&親番での連荘狙いをどのように凌ぐのか?と言った所。
2回戦目は連盟内でのトーナメント形式の対局やプレーオフでは対局する事が無い姉妹対決になった亜樹と瑠美。そこに大平とアマゾネス和久津がどのように絡むのか?特に2回戦目の4者は全員がそれなりのポイントを叩かないと最終半荘が苦しくなるので、東パツからエンジン全開で挑むと思われる。

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麻雀日本シリーズ決勝戦

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麻雀日本シリーズ 決勝 村上淳vs藤田晋vs藤崎智vs多井隆晴
村上淳(最高位戦)vs藤田晋(サイバーエージェント社長)vs藤崎智(連盟)vs多井隆晴(RMU)
実況:勝又健志 解説:森山茂和・佐々木寿人 アシスタント:東城りお

【システム】
■予選全18回戦(各自6回対局)を行いポイント上位8名がプレーオフ進出
■プレーオフ全6回戦(各自3回対局)ポイントを持ち越し上位4名が決勝進出
■決勝全4回戦

【ルール】
30,000点持ち30,000点返し
順位点5,000-15,000
一発・裏ドラあり
その他WRC世界大会ルールに準ずる

最高位戦・協会・RMUと各麻雀プロ団体の現役タイトルホルダーを招いた格好で始まった麻雀日本シリーズもプレーオフを終了し、いよいよ決勝戦。

プレーオフ最終卓でほぼ決勝卓への進出が決まっていた山井弘が荒正義プロの猛攻の影響をモロに受けた格好で決勝卓行きを逃す波乱。
結果的には最高位の村上淳・RMUの多井隆晴・元最強位で協賛企業社長でもある著名人の藤田晋・そして視聴者投票2位で選出された連盟の藤崎智と4者4様の顔ぶれになった。

面前手役派ながらデジタル系の村上、学生時代に雀鬼流で鍛えた藤田晋、元連盟所属だったオールラウンダーの多井、守備型の完成形とも言える忍者藤崎。
中々麻雀対局では見ることが出来ない面子での決勝卓は見所満載です。
個人的には、解説に森山会長がいるので、元連盟プロだった多井の麻雀をどのように解説するかはもう一つの見所と言えそうだ。

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第1期女流プロ麻雀日本シリーズ 第1節

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第1試合:宮内こずえvs高宮まりvs二階堂亜樹vs大平亜季
実況:古橋崇志 解説:佐々木寿人・二階堂瑠美

第2試合:和久津晶vs魚谷侑未vs宮内こずえvs童瞳
実況:古橋崇志 解説:佐々木寿人・大平亜季

第3試合:魚谷侑未vs二階堂瑠美vs高宮まりvs二階堂亜樹
実況:古橋崇志 解説:佐々木寿人・童瞳

第4試合:大平亜季vs茅森早香vs魚谷侑未vs宮内こずえ
実況:古橋崇志 解説:滝沢和典・高宮まり

第5試合:二階堂瑠美vs佐月麻理子vs茅森早香vs魚谷侑未
実況:古橋崇志 解説:滝沢和典・宮内こずえ

【システム】
■予選全15回戦(各自6回対局)を行いポイント上位8名がプレーオフ進出
■プレーオフ全4回戦(各自2回対局)ポイントを持ち越し上位4名が決勝進出
■決勝全4回戦
【ルール】
30,000点持ち30,000点返し
順位点5,000-15,000
一発・裏ドラあり
その他WRC世界大会ルールに準ずる
第1期女流プロ麻雀日本シリーズ 宮内こずえ(連盟) 高宮まり(連盟) 二階堂亜樹(連盟) 大平亜季(最高位戦) 和久津晶(連盟) 魚谷侑未(連盟) 童瞳(連盟) 二階堂瑠美(連盟) 茅森早香(最高位戦) 佐月麻理子(協会)
男子プロの日本オープンを開催したことによって、女流プロでも他団体のトッププロと連盟プロとのリーグ戦を見たいというユーザーの声に応えて開催となったが、流石に連盟主体の選出となって「手前味噌」感は否めない。

手前味噌とは言ったが、モンドの男子や女流もその選出は現タイトルホルダーではない人気も兼ね備えている面々が選出されているのは、それなりにメンバーの選出には主催者側の思惑やスポンサーの意向が多少なりとも加味されている結果で致し方無い部分ではあるだろう。

一方で、私自身は最高位戦の茅森早香とその茅森を下して女流最高位を連覇した大平亜季プロが二階堂姉妹や宮内・和久津とリーグ戦形式で対戦するのは観たいと思う。白熱した対戦をして欲しいですね。

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第13期プロクイーン決勝 初日結果速報

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第13期プロクイーン決勝第13期プロクイーンの決勝(初日)が本日6半荘行われた。結果から言えば天才茅森プロがその実力を発揮しての堂々トータル首位。
トータル2位にはトップ1回ながら浮きの2着を3回と(順位点込み)堅実にポイントを積み重ねた童瞳が付けている。
ディフェンディングの和久津はデカトップ1回を取ったが、5回戦目のラスが響いて▲17.0の三着となった。
トータル4位は1・2回戦で和了が1回も無かったものの終盤に盛り返して▲28.6に留めた大里。
そしてトータルラスは終始手が入らず、入っても放銃に廻ってしまう展開に苦しんだ瑠美。

初日6半荘終了時トータル
①茅森+65.9②童瞳+30.8③和久津▲17.0④大里▲28.6⑤瑠美▲53.1

それぞれの着順は
茅森 ②ⓝ①❹②①
童瞳 ①②②②ⓝ❸
和久津 ❸①❸ⓝ❹ⓝ
大里 ❹❹ⓝ①❸②
瑠美 ⓝ❸❹❸①❹
※白抜きは順位点込みでマイナスⓝは抜け番

非常に見所が多かった初日だった。
また5回戦終了時に再び6回戦~10回戦までの抜け番選択が有り、
6回戦目(初日最終戦)・和久津
7回戦目(最終日初戦)・茅森
8回戦目・瑠美
9回戦目・童瞳
10回戦目・大里
となった。
10回戦目終了時点でトータル5位の選手は敗退となり、残る4名でポイント持ち越しで本当の意味での決勝2回戦が行われる。
こうした所謂途中敗退(足切り)があるシステムでは足切りが行われる「最終戦を抜け番にしたくない。」と言うのが一般的なのだろうが、管理人的には足切り争いを行っている時点でタイトルが獲れるとは思えないし、そもそも最終戦同卓者の3人はタイトルを獲るべく闘牌している訳で、足切り者の事など殆ど考えていないだろう。
逆に言えば、ポイントを叩かなければならないので多少無理してでも攻めてくる分、放銃の可能性が高まるので、ポイント上位者が攻めやすい半荘になることが多いので、餌食にされやすい状況ではある。
更に言えば、ターゲットのポイントが分かっているからと言ってそのポイントに合わせるように配牌や手牌が来るとは限らないのだ。
よって、足切りになる最終半荘を抜け番にした方が、決勝前に休憩も取れるので案外お薦めなのだと思っている。

さて、最終6回戦目の茅森の親番で倍満を自摸ったことだろう。
配牌は下図の通り(ドラ白
三万七万三筒六筒六筒五索八索八索八索八索九索白白中
第一打はオーソドックスに中そして2巡目に七索を持ってきて索子で2面子完成。
ここで選択となり、おそらくは1手進んだ後の有効牌を考慮したのだと思うが五索切りとした。
七索自摸で混一色を見る打ち手も居るだろうが、五索四索がくっつき、例え345や456の面子が完成しても、混一色にはもう1面子足りない。しかも788889の面子は七索九索を先に自摸らないと動きづらい構成なので、実際には混一色に向かうのは苦しいだろう。
そこで裏目になった時に一番ダメージが少ない五索の選択は自然だと思う。
四索自摸は痛いが、三万七万三筒切りと同じリスクだ。
六索自摸は九索の空切りで対応出来るし、例え
五索六索七索八索八索八索八索九索の格好になっても、四索か、残り3枚の七索か、残り2枚の九索を自摸る必要があるので、有効牌で考えると圧倒的に三万七万三筒の方が有効牌は多いからだ。
そして4巡目に三万を重ねて三筒切りは下家の大里が二筒を切って居るので、七万の重なりよりも三筒周りのくっつき枚数が減ったことによる選択だと思う。しかし、次巡(5巡目)に続けて三万で自摸り三暗刻の聴牌し、少し考えてリーチ。
第13期プロクイーン 茅森親倍満自摸
見事リーチ自摸三暗刻白ドラ3の倍満自摸!8,000ALLとなった。
と、尤もらしく書いたが、もし、自分が同じ手牌と自摸をしてもそこまで思考を巡らせて打牌したか?と言えば全く無理だろう。恐らくは指運任せで選択したに違いない。そこで万が一三万を捨てていれば河に3枚並べて、無理矢理の混一色に向かって聴牌すらしていない事になる。
私が書いたような思考を巡らせたかどうかは分からないが、例え指運任せで選んだとしても三万を選択しないのは天才と言われる由縁かもしれない。

前半6半荘が終了し、茅森が一歩抜け出した格好となってはいるが、昨年の同様リードする茅森を最終12回戦目に親のハネ満3発を和了して戴冠した、超攻撃型アマゾネスこと和久津が居るだけに、まだまだ見逃す事は出来ないだろう。
更に最終日の解説にプロクイーンを獲った事のある石井あやプロも登場するので楽しみである。

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【連盟】第13期プロクイーン決定戦

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10月31日(土)と11月1日(日)の2日連続で行われる連盟主催の女流タイトル戦『プロクイーン』は、プロ団体に所属するプロのオープン戦。
今年の決勝はディフェンディングの和久津晶と予選から勝ち上がった、童瞳(連盟)と大里奈美(連盟)そしてBest16シードから勝ち上がったそして二階堂瑠美(連盟)と茅森早香(最高位戦)の5名が半荘12回戦で戦う。
※10回戦目終了時にトータル5位は敗退決定。上位4名で残り2回戦をポイント持ち越しで戦う。
ルールは一発裏ドラ槓ドラありの連盟Bルール。30符4飜は切り上げ満貫扱い。
第13期プロクイーン決勝戦 和久津晶 二階堂瑠美 童瞳 大里奈美 茅森早香(最高位戦)
麻雀は実力だけは勝てないモノだが、今回は昨年タイトルを争った、現プロクイーンの和久津晶と最終戦の序盤はタイトルを手にしかけながら惜しくも2位となった茅森早香、そして5位敗退に甘んじた二階堂瑠美と実力者が3名。
この3名が互いに意識し合うと、童瞳と大里奈美がその隙を突いて和了をモノにする可能性がある。
一発も裏ドラもあるルールなので、圧倒的に攻撃型が有利だが、トータル的にバランスが取れている茅森が若干有利かもしれない。更に準決勝でほぼ敗退が決まりそうな状況で字一色を仕上げた運も持ち合わせている。

ただ、牌が来ているときの和久津の攻めは別格!山に残り1枚さえ残って居れば自摸り上げてしまう破壊力は十分。しかも、一見何でもリーチで聴牌優先の全局参加型の打ち方に見えるが、攻撃型の打ち手は安牌を1枚は抱えるように打つことが多いのだが、和久津の場合序盤は出来る限り余剰牌は手役を見るように残しているのは注目しておきたい。更に放銃は恐れず先制リーチにドラを打ち出すこともあるが、致命的な放銃をせずアタリ牌をビタ止めすることも多いので、そうした所は見逃せないところ。
二階堂瑠美プロは、一昨年の第11期プロクイーンを獲ったときには正に無敵状態であった。三色を無理矢理狙わず和了を最優先にした瑠美プロは兎に角強い。

実況:日吉辰哉
解説1日目
1~3回戦:滝沢和典・魚谷侑未
4~6回戦:藤崎智・山田浩之
解説2日目
7~9回戦:勝又健志・石井あや(最高位戦)
10~12回戦:前田直哉・佐々木寿人
2日目の7~9回戦の解説に第8期プロクイーンの「沈黙のスナイパー」石井あや(最高位戦)が昨年に続き登場することも注目です。

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【連盟】第1回麻雀日本シリーズ

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競技麻雀界ではかなり?話題になっている連盟主催の麻雀日本シリーズ。
その最大の注目は以前連盟に在籍しており第11期新人王・第31期王位などを獲得し連盟の鳳凰戦リーグの最高峰であるA1リーグに上り詰めた期待の若手であった「多井隆晴」プロの参加であろう。

個人的には森山会長を初めとする長老方がよく了承したと思う。
しかし、最近の連盟はインターネット麻雀日本選手権でも他団体のプロを招待したり、オープンタイトルではあるが、連盟主催のプロクイーンの決勝戦では最高位戦日本プロ麻雀協会の「石井あや」プロをゲスト解説で招くなど、他団体所属プロであっても呼んでいるので、一部の粘着質な某フリーライターを除いては比較的有効的に進めようとする方向なのだろうか?
少しは連盟も変わりつつある兆しなのかもしれない。

さて、麻雀日本シリーズである。
その多井隆晴(RMU)プロがスケジュールの関係で対局数が少なかったので、3連投となり、第2試合から登場するが、その対戦相手が秀逸である。
特に第2試合と第3試合は再注目だ。
第2試合は藤崎智vs荒正義vs鈴木たろうvs多井隆晴。
そして第3試合は瀬戸熊直樹vs藤崎智vs前原雄大vs多井隆晴
麻雀日本シリーズ 瀬戸熊直樹 藤崎智 前原雄大 多井隆晴

このメンツは凄い。
月曜の放送だが生で見ることが不可能でも是非、タイムシフトで見たい対局である。

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【連盟】プロクイーン準決勝結果

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準決勝(Best8)A卓から大里奈美・童瞳が勝ち上がりを決めた。
大里奈美 日本プロ麻雀連盟東北支部所属 28期大ベテランの宮内に若手三人が挑む格好となった準決勝A卓は大里が終始、好配牌を貰いミス無くモノにする感じで1・2回戦連続トップと試合を有利に進め最終の5回戦を待たずに決勝卓へのチケットを手に収めた感じであった。
残り一枚のチケットは3回戦までは3者に可能性があったが、新人の古川彩乃がリーチで先制するも海底を間違えて攤牌してしまい「チョンボ」あつかいで罰符となり卓外へ20p出すこととなり脱落。
宮内は得意の手なり麻雀が出来ない苦しい展開の中、手役を狙いながら高打点を狙う展開に持ち込もうとするが中々実らず、親番はあっさり他家に躱される感じとなって終始苦しい感じだった。細かいところでは選択ミスなどもあるがそれは指運の部分もあるので、どれだけ丁寧でミス無く打牌選択をしようとも、配牌と自摸に恵まれなければ敗退してしまう麻雀の怖さを改めて認識出来た試合となった。
童瞳 26期2着抜けは童瞳。童瞳は自他共に認める瀬戸熊直樹プロの大ファンであり、雀風も瀬戸熊風で攻撃型。しかし、この準決勝は序盤は相当我慢して他家の先制には降りを選択、放銃による失点を回避しながら確実に着順を拾い後半の4・5回戦に自身が勝ち上がる条件を持つことを選択した感じであった。その戦略が嵌まり4・5回戦は攻めに転じて見事に2着勝ち上がりを決めた。
古川彩乃は海底牌を間違え攤牌した事による「チョンボ」が致命的なイメージだが、全体的に見ると牌理や牌効率がまだまだ自分のモノになって居ない印象だが、プロテスト受験し合格して1年目で予選から勝ち上がってきた天運はありそうなので、基礎的部分は学んで場況判断などは経験を積めば上位クラスに現れる存在になるかもしれない。タイトル戦の準決勝や決勝卓に勝ち残る新人プロが期待されながら早々と姿を消してしまう女流プロ界ではあるが彼女の今後に注目しておいても損は無いだろう。

準決勝(Best8)B卓からは、茅森早香・二階堂瑠美が勝ち上がりを決めた。
昨年の決勝卓シードでBest16から勝ち上がった二階堂瑠美・優木美智・茅森早香(最高位戦)の三人に予選から勝ち上がってきた鳥越智恵子(最高位戦)を加えた戦い。
鳥越は流石に名だたる3者相手では戦いを強いられた感じでしたが、最終5回戦まで可能性を残す見事な戦いを見せた。
因みに鳥越プロは『池袋のサンシャイン通りにあるまぁじゃんらんどTMC』のママさんでもある。
優木は悔しい敗退。最終5回戦の南3局まではほぼ決勝卓へのチケットを手にしていただけに本人も相当悔しいだろうが、茅森の起死回生「字一色」自摸で親被りが痛かった。しかし、オーラスに条件を突きつけられた格好でも、ダマ直可能な満貫の手を入れたのは流石で初代女流桜花を獲得しているのは伊達では無い。
二階堂瑠美 生年月日1980年9月27日瑠美は序盤こそ手役重視で進めていたが、所謂「無理矢理三色」には行かず決勝卓に確実に進む選択をした結果で、こうなった瑠美は強い。第11期のプロクイーン決勝卓での圧倒的な強さの片鱗をこの準決勝でも見せつけた感じでした。
茅森早香 天才過ぎる女雀士 ω 決勝卓のもう一人は茅森。瑠美・優木の二人を追いかける最終5回戦の南場の親番が落ちた時点で相当苦しいポイント差ではあったが、満貫直撃+跳満自摸でも通過の可能性があったポイント状況で2巡目に白をポンして混一色に向かい他3者の足止めをさせながら、聴牌を外して役満を狙ったのは流石天才と呼ばれる由縁だろう。

競技麻雀の特徴としてトーナメント戦では最終盤になると条件が出てくる。
(例えば満貫を和了しても通過条件を満たさないので意味の無い和了になってしまう現象。)
しかし、満貫クラスなら満たせる可能性は高いが跳満や倍満となると相当苦しい条件だし、役満なんて殆ど条件とは言わないレベルである。
そうならないために、最終戦は南場の親番が落ちるまで必死に和了と打点の両方を狙いながら打牌するのだが、相手もそれを許すまいとしてくるので圧倒的にポイント上位者の方が有利に局は進む傾向にある。
また、テレビ対局など自身の打ち筋がある程度公になっている場合には、所謂「人読み」が対戦相手は出来る。
面前高打点手役派の茅森が序盤から字牌を一鳴きすれば、対戦者はドラの対子か暗子、或いはドラ色の混一色を想定するので、当然捨て牌は制限される。
本人は対局後のインタビューでは詳しく語らず『コレ来たでしょ!』と言っていたが、「来た!」と感じれば一般的には出来るだけ大人しく字牌を対子や暗刻にする選択になるだろうが、天才はそうせず、1枚目の白仕掛ける事によって、他者の打牌に制限を掛け、役満への字牌自摸を優先したのだと思う。お見事である。

余談ではあるが、数日後に行われた茅森が所属する最高位戦で女流最高位のタイトル戦が行われ、6回戦終了時点(全8回戦)でトータルトップになるも7・8回戦でマイナスし惜しくも大平亜季の連覇を許してしまった。
HONEY's 東京都豊島区池袋2丁目5−4 電話番号 03-6914-1890更に余談ではあるが、茅森プロは佐藤かづみプロと池袋に「petit bar HONEY ‘ s」を10月1日にオープンした。
東京都豊島区池袋2丁目5−4
営業時間 open19:00~close3:00(最大5:00)
電話番号 03-6914-1890
定休日 日曜、祝日(その内開けるかも)

これで決勝は準決勝卓を勝ち上がった
大里奈美・童瞳・茅森早香・二階堂瑠美の4人に現プロクイーンの和久津晶を加えた5人で10月31日・11月1日の2日間全12回戦(10回戦終了時5着者は敗退)で行われる。
和久津晶 超攻撃型アマゾネス 生年月日1978年2月17日

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第13期プロクイーン Best8(準決勝)

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和久津晶 わこつ ワコツ ゾネス 超攻撃型アマゾネス 第12期プロクイーン今年も徐々に年末に近づいてきているのが、麻雀のタイトル戦情報をTwitterやFacebook更には、各団体のHPやニコ生などで見ると感じる。
早速始まるのは第13期プロクイーン。
主催が連盟なので連盟が認定するプロ団体に所属する女流プロ限定のオープンタイトル戦。
予選システムは若干特殊で一次予選・二次予選と行ってベスト16を選出するが、ベスト16で前年度の決勝進出者と現女流桜花が参戦するので、実質的には上位11人しか勝ち上がれない。
二次予選もシードがあるので、一次予選からベスト8に勝ち上がれるのはごく僅かだ。
ベスト8シードの5人では現女流桜花の吾妻pが敗退となったが、前年決勝卓に残った4名はしっかり残って居る。



Best8 A卓
宮内こずえ☆vs童瞳vs大里奈美vs古川彩乃
第13期プロクイーン Best8 A卓 宮内こずえ 童瞳 大里奈美 古川彩乃
実況:日吉辰哉
解説:勝又健志
ルール:連盟Bルール
☆印はベスト16から参戦のシード
ベスト8(準決勝)A卓は大御所の宮内こずえプロに連盟の新人女流が挑む構図。
童瞳は26期、大里奈美は28期、古川彩乃に至っては31期プロデビューと本当にプロデビュー間もない3人なので当然シード権など無く、いずれも一次予選から怒濤の連続トップを獲ったり大トップを獲るなどした勢いはある。
多少のミスも勢いでカバーしそうだが、そこは連盟女流プロの四天王とも呼ばれる宮内が一枚も二枚も上手であろう。
新人3人の内、誰が勝ち上がるかが見物だと予想する。ミスが少なく致命的なミスをしなかった選手が勝ち上がるだろう。
※童瞳(トントン)選手の画像が
間違っておりました正しくは→童瞳 日本プロ麻雀連盟所属26期


Best8 B卓
二階堂瑠美☆vs優木美智☆vs茅森早香☆(最高位戦)vs鳥越智恵子(最高位戦)
第13期プロクイーン Best8 B卓 二階堂瑠美 優木美智 茅森早香 鳥越智恵子
実況:日吉辰哉
解説:佐々木寿人
ルール:連盟Bルール
☆印はベスト16から参戦のシード
ベスト8(準決勝)B卓は死の組だろう。昨年の決勝進出者3人が同卓となった。
瑠美pはプロ最強位・プロクイーン・夕刊フジ杯など多数のタイトルを持ち、優木pは初代女流桜花を持って居る。茅森pも女流モンド・女流最高位などを獲っている。この3人だけで女流のタイトルを幾つ持っている事だろう。
その枠に最高位戦に所属する鳥越プロが加わるメンツ構成。
鳥越プロが一次予選から勝ち上がった勢いをそのままに台風の目となるか?
天才!と呼ばれる茅森プロが他団体主催のタイトルを奪取するか?
優木が堅実に和了をモノにして気付ば勝ち上がり!となるか?
瑠美プロが三色への拘りを捨てて勝ち上がりへの意欲を見せるのか?
いずれにしても熾烈なB卓は死の組と言っても過言では無いだろう。

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第四期さかえ杯争奪第2回女流プロチャレンジマッチ

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第四期さかえ杯争奪 第2回女流プロチャレンジマッチ ロゴ全国展開するリーチ麻雀チェーン「さかえ」グループがプロデュースする麻雀番組です。
「さかえ」グループを拠点(常勤及び専属)に活躍する若手女流プロ3人が、実績のあるトッププロに挑戦するシステムで予選を行います。
各卓のトップ者だけが最終の決勝卓に進めます。

ルール:「さかえ」ルールを採用。
一発有り・裏ドラ・槓ドラ有り。赤牌有り。
赤牌はドラ扱いだが、5筒だけは和了役にもなる。
一発・裏ドラ・アカにはLP(フリーで言うチップ)が付くルール。
ロンは放銃した人からですが、ツモの場合は全員から貰えるのでLPが3倍になる。
持ち点から順位点を加算し、そこにLPを増減する。※1LP=5,000点。
単純な得点だけが高いだけ勝てない場合があるシステムです。
第四期の第1回はTOPプロ枠の魚谷侑美プロが優勝となりました。

今回も見所は多いですが、TOPプロ枠で「超攻撃型アマゾネス」こと和久津晶プロが出場するところでしょう。先制されても自身の和了を目指しドラを切り飛ばしてでも追いかける超攻撃型で山に和了牌が1枚でも残って居れば引き和了強さも持ち、更に絶対的なアタリ牌はビタ止め出来る嗅覚も備わっていますから相当強敵ですが、対戦経験が無いプロ相手には成績が良くないところを上手く突けるかどうかと言った所でしょう。
また、4回戦に出場する古川彩乃(連盟)塚田美紀(最高位戦)の2名は私はあまり存じ上げないのですが新人プロかもしれませんね。頑張って欲しい所です

【1回戦】※トッププロは赤文字
宮内こずえ(連盟)月江いくこ(連盟)斎藤麻衣子(連盟)米崎奈棋(協会)
第四期さかえ杯争奪 第2回女流プロチャレンジマッチ1回戦 宮内こずえ 月江いくこ 斎藤麻衣子 米崎奈棋
【2回戦】
安田麻里菜(連盟)中野妙子(連盟)川原舞子(連盟)優月みか(連盟)
第四期さかえ杯争奪 第2回女流プロチャレンジマッチ2回戦 安田麻里菜 中野妙子 川原舞子 優月みか
【3回戦】
和久津晶(連盟)山田真木子(最高位)七瀬真実(連盟)東城りお(連盟)
第四期さかえ杯争奪 第2回女流プロチャレンジマッチ3回戦 和久津晶 山田真木子 七瀬真実 東城りお
【4回戦】
和泉由希子(連盟)古川彩乃(連盟)塚田美紀(最高位戦)中里春奈(最高位戦)
第四期さかえ杯争奪 第2回女流プロチャレンジマッチ4回戦 和泉由希子 古川彩乃 塚田美紀 中里春奈
16名が4卓に分かれて、予選を1回行いトップのみが決勝進出。
決勝は1回戦で優勝者が決定!

MC:日向藍子
日向藍子
解説:佐々木寿人プロ/山井弘プロ
決勝解説:前原雄大プロ

MCは安定の日向プロで解説も佐々木寿人プロなのでいつものコンビで楽しめますが、そこに山井プロなので、相当な掛け合い実況が楽しみなところなのです。
更にこれまでは決勝卓の特別解説は小島武夫プロだったのですが、前原雄大プロに変わり、連盟ファンならご存じの『チームガラクタ』コンビなので見逃せません。

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